【レビュー】ナーフXL ダブルクラッシャー
| サイズ | 全長68cm | 発売年 | 2021 |
| 初速 | 15m/s | 装填数 | 2発 |
| 入手先 | 楽天ウォルマート店 | 対応弾 | XLダーツ |
XLダブルクラッシャーって？
ナーフダーツの中でも大型のXlダーツを使うブラスターが揃うXLシリーズ。そのなかの一つがこのダブルクラッシャーになります。
ダブルクラッシャーという名前の通りに２本のダーツを装填可能でして、それぞれ発射することが可能です。ショットガンのように見えますが、さすがにこのサイズのダーツを2発同時発射……というわけにはいかなかったようです。
パッケージ右側にはダーツの大きさをアピールするかのような比較図が描かれています。いかに大きいか良く分かりますでしょうか。
箱の中身は本体とダーツだけと簡素なもの。ちなみにストックは別パーツとなっており、差し込むと外れなくなります。
収納時や手放す際のことを考えると外せないと困るわけですけれども、実は比較的簡単に取り外すことが可能です。
ストックの外し方についてはこちら
ちなみにXLダーツとは
2021年に登場した新規格のダーツです。今までは大きいサイズのダーツといえばメガダーツであったり、ロケットダーツがありました。
今回登場したXLダーツはメガダーツよりさらに大きく迫力を増しつつ、通常のナーフのようにバネの力で飛ぶ（つまり引き金を引くと発射）できるダーツということで開発されたものとなります。
手にした感想。「デカッ！」
個人的にはかゆみ止めの液体ムヒを思い出しました。
定番ですが各ダーツとの並び。メガダーツだけでも十分にデカいんですよね。それを超えるサイズっていうのはなんというか本当に破格です。
耐久性は不明ですが案外と固くてしっかりしたスポンジを使っているので踏んだりしない限りはすぐに遊べなくなるということは無さそう。
残念なことに2022年3月の段階では国内未発売。
予備ダーツ含めて米アマゾンなどで購入する必要があります。販売価格は安いのですが国際送料（と為替レート）が結構痛いところ。
余談ですが、XLといえばこんな巨大なモンスターも販売されていました。
本体：ロゴがXL過ぎる
XL、つまり巨大というシリーズの名前に恥じないくらいにロゴが大きく配置、というかロゴが突き破ってくるようなデザインとなっています。
カラーリングも白を基調にしつつ、レッドオレンジと水色の配色が本当に派手で目立ちます。
また銃口部は「巨大なダーツが通過した」という表現のためか破裂したようなデザインになっているのが面白いところです。
手の込んだ右側面に対し、反対側（左側面）は残念なことに塗装は無し。なんだかのっぺりした感じです。このロゴ部分は自分で塗装しても良いかもしれませんね。
ストックはダールホルダー兼任
本体のゴツさに比べるとストックはかなり小さい印象を受けますが、グリップ部分が長いので大人でも十分に構えられる大きさとなっています。
そうそう、ストックにはダーツが2本保持しておけるホルダー機能があります。これもXLサイズ。
ダブルクラッシャー専用のため、他ナーフへ（他のXLナーフにも）取付はできません。
サイズは約70cm
大きい大きいと連呼していますけれども、本体自体の全長は68cmと実はそこまで大きくはありません。むしろこのライフルやショットガン形のナーフとしては一般的なサイズ。
ですが全体的に大柄なので存在感が圧倒的なんですよね。特に他のナーフと比べてみると良く分かるのですが……
例えばノーマルダーツを使うエリート2.0ウォーデンとの並び。
決してウォーデンが小さいわけではなくダブルクラッシャーが全体的に大柄なんです。なんだか縮尺の違うアイテムを並べたような不思議な感覚を覚えます。
ではメガダーツ対応ナーフならどうか？ということで同じようなスタイルのショットガンのフォートナイト・ポンプSGと。
全長ではポンプSGに負けてしまいましたが、ダブルクラッシャーの方が上下幅のゴツさがあるのが分かると思います。
操作は簡単、銃口への先込め式
操作は非常に簡単です。
銃口部にダーツを1本または2本差し込み、ハンドガード（黒い前後に動く部分）を手前に引いてバネを圧縮するだけ。
注意点としてはしっかりとダーツを押し込む必要があるということでしょうか。
差し込みが甘いと不発となります。ちょっと心配になるくらいしっかり押し込まないといけません。
試射とスペック
XLダーツという大型ダーツを発射するということで必要となる空気量も必然的に多くなるはず。
ということでハンドガードの”引きしろ”が大きくなるわけですけれども。
万が一、途中で手を離しても勢いよく戻ってしまわないようにラッチ機構が入っています。ハンドガードを手前に引いたときに小さくカチカチカチ……と鳴っているのが分かると思います。
ダーツの勢いは思ったよりも緩く、廊下で撃った場合には「ゆっくり飛んでいくなー」というような印象を受けました。
初速：15m/s 飛距離 7m？
それもそのはず。初速は14～15m/sくらいしかありません。いわゆるノーマルダーツが20m/sを超えてくる事、そして空気抵抗が大きいことを考えると実際の弾速はかなり遅くなってしまいます。飛距離も短くて体感的には斜め上に撃たないと8m先の壁に届かないくらいです。
運動エネルギーはたっぷり（？）
ですが、そもそもノーマルダーツの10倍近い重量があるXLダーツ。これぐらいの初速でもエネルギー量は結構なものになります。
公式は省きますが弾体重量に比例して運動エネルギーは増していきます。
撃たれた感覚ではノーマルダーツがデコピンで弾かれたような感覚に対して、XLダーツは軽く掌底を食らったような重さがあります。
もちろん腕や足、胴体では怪我をすることはないと思いますが、眼球など柔らかくて運動エネルギーの逃げ場がない場所に当たった場合には……ちょっと怖い結果となる危険があります。撃ち合いで遊ぶ場合には顔面の防護具は忘れずに。
対応ダーツと対応アクセサリ
対応アクセサリ
拡張性としては上面部のアクセサリレールがあるくらい。出来ることと言えばスコープなどを乗せるくらいでしょうか。
ただし飛距離がほとんどないので照準器はあくまで飾りとなりそうです。
対応ダーツ
専用のXLダーツを使用します。エリートダーツ、メガダーツともに使用不可。ロケットダーツも不可。
残念なことにXLシリーズは2022年3月の段階では国内未発売。
予備ダーツ含めて米アマゾンなどで購入する必要があります。販売価格は安いのですが国際送料（と為替レート）が結構痛いところ。
入手は楽天で
国内では未発売。ダブルクラッシャーは米アマゾンで取り扱いがないため、楽天ウォルマート店で買うのが最も安価です。
日本のショッピングモールですのでサポートはもちろん日本語ですし、楽天ポイント等も付きますしね。
![[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/22ffc2f5.e6987008.22ffc2f6.cf070e04/?me_id=1389876&item_id=10030092&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fwalmartofficial%2Fcabinet%2Fitems1601403842%2F7781818421147874314.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=picttext "[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]")
海外から直送されるので到着まで1週間ちょっと掛かります。
総評
XLダーツという新しい規格の弾を使うナーフということで興味がありまして購入してみました。
従来ではこういった大型ダーツは空気式…例えばフォートナイトのロケットランチャーのように引き金がなく、空気の圧力でポンッ！と撃ち出す方式がほとんどでした。
それがこのダブルクラッシャーでは通常のナーフのような引き金で撃ち出すタイプのブラスターに仕上がっているんです。
撃ち出す弾が大きく重いほどバネの強度は大きくなりますし、そうなるとテンションの掛かったバネを保持するトリガー周りも頑丈にならざるを得ません。コスト的にもエアガンのような合金製シャーシは使えないと考えていけば、ダブルクラッシャーの駆動システムれば…これ凄いことです。
もちろん空気式が駄目というわけではないんですけれどもね。やはり銃の玩具としては引き金を引いて発射したいというもの。
飛距離やダーツの入手性の点から対人戦ではちょっと使いづらいでしょうけれども、逆にシューティングゲームではむしろ適任。
紙コップを積んだターゲット、または積み木を吹っ飛ばすXLダーツは迫力満点です。
幸いにも2022年3月時点では楽天で安価に入手可能です。
人とは違うものが欲しい、また迫力を求める方には是非触ってみて欲しいナーフです。
