かつて存在した発光ブラスター「ファイアフライ」の後継機種となるのがこのCS-18レイヴンです。蓄光ダーツとLED内蔵マガジンを組み合わせることでで曳光弾のようにダーツを打ち出すことができます。
なぜか日本での発売が直前になってキャンセルされたという経緯がありまして、流通しているのは基本的に海外モデルだけとなっています。その理由は明らかにされていませんが”レイブン”――不吉の象徴とされるワタリガラスの名前が付けられたこともその原因かも…と書くとオカルトチックですけども。
余談ですが英語表記では「Raven」ではなく「Rayven」となっています。光線を表す「Ray」が入ってるんですね。
珍しいブルパップ式ライフル
ナーフの中では珍しいブルパップ式のセミオートライフルです。ブラスター全体が非常にコンパクトになっている反面、マガジン交換がやりにくいという弱点もあります。
左側面には電池ボックス、アクセサリレールがあります。
右側面は何もなくのっぺりした感じ。全体としてコンパクトですので両手持ちですとか、または子供が持ちやすいデザインかもしれません。
後に発光機能をオミットしたスティンガーが出たり、エリートシリーズで再販されたりと考えると、その素性の良さがうかがえますね。
マガジンに発光ギミックあり
これがレイブンの最大の特徴である発光機能を持つマガジン。真ん中の出っ張り部分に電池ボックスとスイッチがあります。LEDにより夜光ダーツに光を蓄えることができるんです。
LEDは紫と青色。おそらくは紫外線LEDを使っているんでしょうね。ブラックライトペンの様な玩具でよく見かけるLEDです。マガジンクリップはナーフと共通規格ですので他のブラスターでも使えます。とても便利ですね。
ブラスター自体も優秀、フライホイール式は賛否両論
ブラスター自体も優秀で、電動セミオートとはいえ十分な飛距離をほこっています。銃口部は延長バレルが取り付け可能。「取り回しの良さ」が無くなってしまうのと、独特のライムグリーン色に合うパーツがないので個人的にはノーマルのままが一番いいかもと思います。
合計18発もの大容量マガジン、セミオート、取り回しの良さから奇襲に使えそうなのですが、残念ながらモーターの回転が上がるのに数秒のタイムラグがあり、即時射撃という点では非常に大きな弱点になりますね。
その形状やセミオートということからも突撃部隊が持つようなブラスターかもしれませんね。
真っ暗闇でこそ真価を発揮するブラスター
写真ではうまく写せないのですが、肉眼では緑の光の軌跡が見えて面白いブラスターです。
真っ暗闇ほど目立ちますので…撃ち合いゲーム、的当てで使うのはちょっと難しいかもしれません。相手や的が見えない^^;
もし入手できれば、是非とも夜間の廊下など距離の取れる場所で撃ってみてください。もしくは撃たれてみてください。すごく楽しいですよ!
販売中止という事から流通数は多くなく、価格としてもやや高価な部類にあたるブラスターです。でもたまにお手頃価格でオークションなどで流れていますのでチェックしておけば手に入れやすいと思われます。
ブルパップ式という点でも十分に今でも通用しますので、ぜひとも機会があれば入手してみてください。
対応ダーツ・アクセサリ
使用できるのはノーマルダーツのみとなります。エリート2.0ダーツ、もしくは吸盤ダーツが使えます。
※発光ギミックを楽しむには夜光ダーツが必要です。
※バイポッドは使用できません
※フォアグリップはアンダーレールがないために右側面への取り付けになります