2015年に販売されたレベルのスパイ&シークレットシリーズのブラスターです。
ダーツではなく専用の矢を飛ばす”普通の弓”となっておりまして、撃ち合いというよりも的当てや本物っぽい弓矢という遊びを重視したものとなっています。
発射機構もハートブレイカーボウのようなスプリングではなくゴム紐の反発力を生かしたものですので弓そのもの。ですのでゴム紐を太くする・短くするなどの簡単な改造方法で飛距離を上げられるそうです。
こちらが裏面。構造上、右利きをメインに考えられていますので、弓手は必ず左手となります。
なお見た目通り女児向けのシリーズということでほんわかしたイメージを持ちそうなのですが、的を吹き飛ばすほどの高威力の矢を速射可能な危なっかしいナーフでもあったりします。
スリムに見えてなかなかの巨体
実はこのブラスター、意外と大きいんです。ハートブレイカーボウ等と同じくらいの軽い弓を期待していると度肝を抜かれます。
例えばハードブレイカーボウ、ファイアストライクとの比較。
小型ハンドガンとはいえファイアストライクが本当に小さく見えますし、ハートブレイカーボウに比べて二回りほど大きく、出っ張っているのが良くわかります。
弓と言えば巨大さで有名なメガサンダーボウと比べるとどうでしょうか。
はい、ほぼ同じくらいの大きさですね。重量はさすがに軽い方ですけども、子供が持つにはなかなかの巨大さです。
最大の特徴、リボルバーのような矢筒
アローレボリューションボウはその名前の通り、画期的な矢筒を搭載しています。
3本の矢がありますが、実際には6本の矢を装填可能なリボルバー式の矢筒が搭載されています。ここが回転することで次々と手元に矢が落ちる仕組みとなっており、また回転は握り手にあるトリガーを引くことで行います。
送り出すことで手元に矢が落ちる仕組みなのですが、弦に矢をかけるのはユーザーの仕事…というわけで漫画のような目にも止まらぬ速射というのは厳しいです。また弓を前後に傾けた状態で操作すると無情にも矢が滑り落ちていきますので注意が必要です。
威力も飛距離もなかなか
構造は極めて単純な弓矢ですので引けば引くほど(壊れない限りは)に飛距離が伸びると思われますが、実際には引き代が制限されていますので一定以上の威力が出ないようにはなっています。それでもメーカー公称値で最大飛距離は27m。かなり飛びますよね。
的を軽く吹っ飛ばす威力です。
通常のダーツではなく専用アローを使うということで気軽には使いにくいナーフです。入手難ということもありますし、何よりも結構危ないのがネックです。危なくないように非常にやわらかい弾頭部(矢じり)を持っているものの、それなりの重量とエネルギーを持つ物体が真っすぐ飛んでくるわけですから…
一方、弓矢の玩具として考えると専用の矢筒は非常に面白いギミックです。次から次と矢が降りてくるのは弓というアナログな道具ながらSF的な要素も感じられます。