2010年に発売された電動フルオートブラスターがこのスタンピードです。画期的なマガジン式のフルオート式ナーフということで非常に高い人気を誇っていました。結構売れたようで今でも中古品が多く出回っています。
ちなみに日本での発売名はブレイジングバーストとなっています。
※2019年2月にリライトしました。
Nストライク スタンピードECS
実銃にありそうなデザインのナーフですね。かなり大型、かつゴツくてイカツい…男心をくすぐるデザインで、発売から長く経過した今でも人気のブラスターです。
外見は実銃寄り
大きなキャリングハンドル、フロントのレール、ガッチリとホールドできるグリップとストックなどまさに実戦向け、実際にありそうなデザインですね。
右利きを想定しているためかセーフティスイッチが右側にあります。これも本当にアサルトライフルのようです。残念ながら連射とOFFしかありませんが、うまくトリガーを離すことで単発も可能です。
総重量は4kgオーバー!超重量級ブラスター
持ってきてまず思うのはその重量。単一電池6本を抱えていることもあり、かなりズッシリとしたブラスターです。
電池やアクセサリーを満載するとおよそ4kg…子供では構えるのも大変ですので、より年齢層が上の人向けのブラスターといえるかもしれません。
ちなみに電池は本体最後部にあるオレンジのパーツの部分にあります。ネジを上下2本外すことで交換可能。
単一電池6本使用。電池だけで140g×6本=840gにもなります。さすがに重すぎるので電池変換アダプターを使って単3電池で運用した方が楽かもしれませんね。ただアダプターによっては端子同士が接触せず使えないものもありますのでご注意を。
シールドも付属!
スタンピードの最大の特徴は連射だけでなく、このシールドかもしれません。撃ち合いを行うようなゲームでは、障害物から顔だけ出すようなシチュエーションが結構あります。そういう場合にこのシールドは非常に有効となります。
ただ大人では頭が出ますので完全防御が可能かというと???
大活躍!折りたたみ式バイポッド&グリップ
別売りして欲しいのがこのスタンピード付属のフロントグリップです。
そのままだとフロントグリップに。持ちやすい太さですのでスタンピードを両手で構えた時の安定感が抜群に良くなります。
しかも上にボタン一つでバイポットになるんです。バネが入っていますので展開は一瞬です。逆に収納は片手で脚を閉じるように握って上に押し上げるだけ。
2019年時点ではこのバイポッドはスタンピードにしか付属していません。大変に面白いパーツなので是非とも別売りして欲しいところなんですが…。
大容量!18発ストレートマガジン
そうそう、スタンピードには18発装填可能な大容量マガジンが3本も付属します。
写真一番左がそれになります。真ん中は12発。一番右は6発。大きさ(長さ)が全く違いますよね。
しかもスタンピード独自のものとして警告シールが貼られています。「最大18発!」ということはそれ以上押し込んで詰まってしまう事例があったんでしょうか。
もちろんこのマガジンは他のナーフでも使えます。
フル装備で迫力満点
フル装備するとこんな感じに。支援火器というような風貌になります。
シールド、折り畳みバイポッドを取り付けるとこんな感じになります。威風堂々たる出で立ちです。分隊支援火器というような風体に。
上の写真でなんでマガジンが刺さっていないのかというとバイポッドよりマガジンが飛び出ているんで自立しないんです。
バイポッドで立てたい場合は12発マガジンを使ったほうがよさそうです。
ピストンを動かす電動プランジャー式
なお、スタンピードはプランジャー式となっています。現在主流となっているフライホイール式は回転する円盤でダーツを弾き飛ばすものに対し、プランジャー式は手でコッキングする代わりにモーターで駆動する方式となっています。いわゆるBB弾の電動エアガンでよく見られるタイプですね。
プランジャー式でダーツのような大きなものを飛ばす場合は構造が複雑となること、また動作音がどうしても大きくなるという欠点がありまして、ナーフのごく一部のモデルにのみ存在した方式です。実際、すさまじい音で夜間には使えないレベルです。
5mで試射
5mほどの距離から撃った例。
かなり大きな動作音です。
エアガンのようにモーターとスプリングでピストンを前後動しますのでリコイルがあるほど。動画後半のガンカメラが揺れているのが分かりますでしょうか。
ダーツは非常に暴れるので狙って撃つというよりも連射しながら制圧するというように使うのかも?
こちらは2016年に撮影した動画です。
距離2mくらい。この距離だと真っすぐに飛んでいきます。
スペックなど
初速:13~14m/s
スプリング式ですので初速については電池性能はあまり関係がありません。連射速度が多少変わるぐらいでしょうか。
さすがに古いナーフだけあって初速はちょっと物足りないかもしれません。精度面でも狙いをつけて撃てるものではないので
入手方法
すでに絶版ですが日本でも販売されていたものなので中古市場では数は多め。ヤフオクやフリマアプリでアンテナを張っておくと案外と安く入手できたりします。パーツ欠品だと3000円とか。気長に待っていれば案外と安く入手できたりします。
総評
重いし騒々しいし飛ばないし当たらないし…と決して万人にお勧めできるナーフではありませんが、肩にゴン!とくる反動ですとか迫力あるデザインですとか、今の現行製品とはまた異なる尖ったスピリットを感じられるようなナーフです。
そうそう、スプリング式ならではのフライホイールの回転待ち時間がありませんので、第1発目の射撃は電動ナーフの中では最も早いクラスになります。
付属品のバイポッド、マガジン、シールドともに非常に有用ですので他のナーフと組み合わせて遊ぶことも。もちろんスタンピード側にアクセサリを取り付けたりもできます。
昨年発売のスクアベンジャーのパーツを使用。同じ黄色ですので違和感がありません。
右側面にはマガジンホルダーがありますので18×2個でダーツ数は36発に。
2010年、2018年にそれぞれ発売されたナーフを組み合わせて遊べるというのもナーフの一つの魅力ですね。そのおかげでどんどんと増えていくわけですけれども…。
使用できるのはノーマルダーツのみとなります。エリート2.0ダーツ、もしくは吸盤ダーツが使えます。
※延長バレルは使用できません。
※グリップは上面取り付けになります