スーパーソーカー モンスターXL
サイズ・重量 | 全長90cm 重量4.5kg | 発売年シリーズ | 2002年 スーパーソーカー |
射程 | 約9m | 満水容量 | 3.5L |
入手先 | ネットオークション等 | 対応弾 | エリートダーツ 吸盤ダーツアキュストダーツ |
スーパーソーカー モンスターXLって?
時は2000年。新しいミレニアムの幕開けの年に降臨したモンスター、それがこのXLです。
重量4.5kg。満水容量3.5リッター。
ツインノズル搭載で秒間500ml近い水を噴射することができる、まさに化け物のような水鉄砲になります。
なお、日本では2002年の再販版がツクダオリジナル社から販売されました。
そうなんです。日本で販売されてたんです。これ。
ヤフオク等でも結構頻繁に見かけることが出来ます。
黒と紫と黄色の水大砲
なんと言ってもゴツい。
幅120cmくらいのベビーベッドを撮影台にしてるんですが、モンスターXLを乗せただけで他に何も乗せられなくなります。
ちなみに写真はバイポットを折りたたんだ状態。
バイポットを展開する事で、こうやって自立させることも可能です。
ただしこのバイポット、本体重量に対してちょっと細いんです……。勢いよく地面に置く、または落下させた場合は容易に折れてしまう危険性があります。
では折りたたんでおいたほうがいいの?と思われますが、今度はバイポットが邪魔でポンピングしにくくなるというデメリットが…。
懐かしのツクダオリジナルとスーパーソーカーのシール
懐かしいツクダオリジナルのロゴもあります。もちろん日本で販売されていたモンスターXLにだけあるロゴです。
調べましたらツクダオリジナルは2003年に倒産だそうで。
このモンスターXLが出てすぐぐらいに精算と考えますと販売された期間は結構短かったのかなーと思ったりします。
スーパーソーカー モンスターXLのロゴが。
ちなみにシールです。耐水性があるシールとはいえ、ここは大事にしたいところ…。
禍々しいツインノズル
禍々しい見た目のノズル部分。複数の形状のノズルを組み替えて撃つことが出来ます。
組み合わせとしては以下の種類があります。
左:大・中・小・横拡散・面拡散・止
右:大・中・小・横拡散・面拡散・シャワー
ノズル径が大きいほど大水量になりますが、短時間しか撃てません。
体感的には
大>シャワー=面拡散>横拡散>中>小
といった感じでしょうか。
タダモンスターXLの運用を考えると、細い水流よりも大口径ノズルで”ぶっ放す”のが最適解なんじゃないかなーと思ったりします。
重いので狙いをつけるのが大変なんです……
水道ホースを繋ぐことも可能
このモンスターXL、水道をつないで連続噴射することも可能になっています。
こちらは第三の銃口…ではなく水道ホースをつなぐための給水口。
ただし専用の接続用アタッチメントが必要であること、もちろんですがホースをつなぐ関係で据え置きになってしまうことというデメリットもあります。
試したかったのですが、残念ながら私が買ったのは欠品でした。
そういえば、水道アタッチ面を使って遊んでいる様子をあまり見ることがないのは……動き回って撃って遊んだほうが楽しいということなんでしょうか。
「Super Soaker」スリングが付属
そうそう、あまりに重いので専用スリングが付属しています。
いわゆる普通のスリングベルトですのでナーフにも使うことが出来ます。一応、8Kg近い本体を支えられる強度があると考えるとかなりしっかりしたベルトということになります。
ただなんと言っても古い製品ですので使い倒すのは怖いかも。
あと、この手の付属品は中古市場だと欠品になることが多いんですが…
おそらくモンスターXLについては「ベルトがないとまともに持てない」レベルの重量ですので、スリングをとりつけた状態で収納される=紛失されずに残るということなんでしょうか。
サイズについて
全長90cm超というわらLサイズの水鉄砲です。
しかも重い。満水時は約8kg。
少なくとも小学生低学年の息子では持ち上げるのもやっとです。
例えばスーパーソーカーで最強とも言われるハイドロキャノンが小さく見えるくらい。
【レビュー】スーパーソーカー ハイドロキャノン ~まるで噴水!史上最強の水大砲~
操作方法は簡単だけど…
給水はタンク上から。3.5リットルまで
給水はこのタンク。上にあるオレンジの蓋を開けましょう。
3.5リットル入りますが、重量が半端ないので半分くらいにしておいた方が扱いやすいと思います。後述しますが満水でも4ショットくらいで「空っぽ」になるので半分でも満タンでもそんなに変わんないのです。
むしろ軽くして操作しやすくしたほうが幸せに(翌日の筋肉痛を含めて)になれます。
注意:水道水を使うこと
そうそう、このタイプの水鉄砲を使う上で最も注意しなければならないことが一つ。
それは「水道水を使う」こと。
海水などは流石に使わないとは思いますが、例えばプールの水は塩素系の消毒剤が入っていますので内部が錆びやすくなります。
あと細かい砂や泥が入っているようなバケツや家庭用プールもNG。シリンダーやピストン部分に入り込むと動かなくなる、もしくは傷が付いて加圧できなくなる場合があります。
特に古い、希少な水鉄砲を使う場合は注意するようにしましょう。
発射自体は簡単
操作は簡単で、加圧してトリガーを引くだけ。
本体下に隠れるように存在するポンプ用スライド。
約7kgの本体を抱えてこの銀色のスライド部分を30~40回ポンプします。もちろん加圧によって重たくなりますので…かなり大変です。
加圧するごとにこの紫のパイプの中のインジケータ(白い円盤)が移動しますので、それを目安に頑張って加圧しましょう。これがある程度移動してから
端っこに移動
このモンスターXLを抱えて走り回って30回近く加圧して……翌日は筋肉痛になること必至ですね。
遊んだ水鉄砲のメンテナンス方法についてはこちら。
カスタマイズ例
拡張性はありませんのでそのまま気合で運用しましょう。
強いて言えば「バイポッド(脚)」が破損しやすいので取り外すくらいでしょうか。
スペックなど詳細
飛距離 5~9mくらい
放水量:500~800mlくらい?
加圧した加減で大きく変わりますが、1発食らえばびしょ濡れになるくらいの水、というか水の塊が出る感じです。
試射
比較動画になりますがモンスターXLを試射しています。
水道ホースから勢いよく噴射したような、水大砲というような雰囲気ですね。
入手方法
国内販売されていたこともあって、ネットオークションやリサイクルショップでそこそこの頻度で見かけます。
欲しがる人が少ないことから、ずっと陳列されているだけかもしれませんけれども。
なお2002年頃販売のモデルであることから状態についてはよく確認してから買いましょう。
モンスターXLに限らずですが、古い水遊び玩具はサビがよくあります。
例えば乾きやすいはずの目に見えるネジが錆びているということは、遊んだ後の乾燥不良…つまり乾きにくい内部はもっと錆びている可能性があるということです。
※ナーフ系のネジは錆びやすいというのもありますけれども
総評:あくまでコレクション
実はモンスターXL、水鉄砲としての性能は極めて低いです。30秒かけてチャージ、連続発射は数秒。おそらく純粋な水の掛け合いでは最弱レベルといえます。
現行のスーパーソーカーシリーズの方が軽量で、射程も長くて、給水も扱いも簡単です。
恐らくはこんなシロモノを欲しがるということは根っからのナーフファン、水鉄砲マニアだとは思いますけれども、実際に対人戦で運用するのは諦めたほうがいいくらいです。
ただしそれを物ともしない見た目の迫力と大きさと重量で全てを圧倒する存在感があります。
モンスターXLという名称の通りにまさに化け物。飼い慣らすのは至難の業ですけれども。
○こんな人におすすめ
とにかく目立ちたい
デカいのが好き
火力こそパワー!!
☓オススメしない人
腰や肩を痛めている人、何気に膝にもキます。
撃って走っての水鉄砲戦をしたい人
家族に「デカい玩具買ってきてどうするの!」と怒られた事のある人