シャオミのPOCO F4 GTというスマホは皆さんご存知でしょうか。
一言で説明するならば「コスパ最強のゲーミングスマホ」です。性能にステータス振り切った、いわば脳筋モデルのスマホです。
どれくらい脳筋かといえば「自身の排熱でリミッターかかるほど(※高負荷時)」というレビューがあるほど。
あ、もちろん高負荷なゲームをしないのであれば大丈夫です。普通に使えるスマホです。少しデカいのと重いだけで。
★1ヶ月使い倒しての感想を追記しました
Xiaomiのヘビーユーザーとしては買うしかない
というわけで、いきなりですが買いました。
良くあるアフィ広告目的のサイトなら性能からスペック云々と並べて「いかがでしたか?」みたいな感じに前置きを書くのでしょうけれども、なんといっても個人趣味サイトなのでお作法は華麗にスルーで良いのです。
で、届いたのがこちら。
箱は黄色と黒で格好いい。捨てるのが勿体ないので小物入れにします。
元々ですが、私はずっとシャオミのスマホユーザーなんです。現在note10pro使用。
というか家庭内にXiaomi製品が多め。
ノートPCにはRedmi note使ってますし、あとはハンディ掃除機、ワイヤレスイヤホン、あとミニ温湿度計なんかも。白いシンプルなデザインがイイんですよね。(そしてお値段も良い感じ)
※別サイトになります
で、スマホももちろんXiaomi製が多くて、9S(コスパとバッテリー最強)からnote 10pro(1億画素スマホの先駆け)と使ってきました。
その尖った感じが大変に気に入っています。
購入の動機は「最強」と「コスパ」
で、このPOCO F4 GT。その尖りすぎた性能が大変に心惹かれまして。「Snapdragon8 gen1」というゲーミングCPUとも言うべきCPUが搭載されています。
搭載されているのはこういったゲーミングスマホと呼ばれる機種か、あるいは10万円超の高級機くらい。もちろんこのPOCO F4 GTもハイエンドな価格帯に位置する製品でもあります。
ただ幸いなことに昨今のセールで大幅値下げ、そして回線の乗り換えを検討していたところなのでこれ幸いという事で飛びついてみました。
2023/2/2時点で行われていたYモバイルの「乗り換えで2万円ポイント還元」キャンペーンを併用しています。
POCO F4 GTを使ってみた!
具体的な詳細は他の専門のスマホレビューサイトさんに任せるとして、一般ユーザーの視点から気づいたっことを簡単にまとめてみました。
ブラックだけどブラックじゃない
黄色が欲しかったのですがキャンペーン対象外という事で止む無くステルスブラックを選択。写真では真っ黒な感じ。
あんまりいい色じゃないけど、どうせケース付けるし良いや……って。
で、届いたのがこちら。
そうなんです。実物は黒というよりも濃い目のクロームメッキ色という感じです。イメージしていたよりも色合いは明るめ。
「あれ、これいい色じゃない?」と手のひらクルッと返したくらいに好印象です。
純正で透明なシリコンケースも付属しておりまして、このクロムメッキ風の色合いが隠れず「大変に良い」です。これ。
慌ててケース買わなくても良いかも。
あ、カメラ部分がむき出しなのでそこはなんとかしたいですけれども。
(本体カメラ周囲に若干のバンパーがあるので、机に置いても接地することは無いですが)
Antutu100万超!
スマホの性能を測定・比較するためのベンチマークソフトとしてAntutuというアプリがあります。
詳細は省略しますが総合的な性能を数値として見ることができるものでして、スマホの処理性能の目安としてよく利用されています。
ちなみに私が持っているスマホでは
Xiaomi note 9s は約22万点。
Xiaomi note 10 Proが約25万点くらい。
また、2~3万円くらいで販売されているスマホやタブレットはおおよそ20~30万点くらいの範囲に収まっています。いわゆる普及帯の性能といえます。
一方、このPOCO F4 GTはなんと100万点。
実に4倍もの性能があるんですよね。普段使いではそこまでの性能はもちろん不要ですけれども。
実際にどれくらい変わるかは恐らくゲームをしない事にはわからないはずです。
さっそく原神やってみた
いや、開封の儀とかしないのかよってツッコミが入りそうですが、そこは時短というか「早く開封して触りたい(別名:帰宅中の車内で玩具の開けて怒られる子供仕草)」が強いので色々すっ飛ばしています。
POCO F4 GTは動作はサクサク!
こちらがPOCO F4 GT。
60fpsで画質:最高。
サクサク動きます。ロードも早く据え置き機やパソコンと遜色ないレベル。
ゲームターボで「節電」にすべし
なおバッテリーと発熱が指摘されていますが、プリインストールされているゲームターボアプリで「節電」にすることでストッロリングをある程度回避することが出来ます。
※スマホのアップデートが必要です。MIUI13以上
GPU設定を「節電」にしましょう。
節電<バランス<高品質の順にバッテリー消費が大きくなります。
設定メニューには右上の歯車?っぽいアイコンから入れます。
もちろん室温やプレイ時間の影響が大きいのと、処理能力を落とすわけですのでカクツキが発生しやすくなります。そこはお好みで。
こちらは15分くらいプレイしたあとのスマホ背面の表面温度。室温+5度くらい。
画面輝度控えめでバッテリー消費が78%→74%。
急速充電が神すぎる
「バッテリーがもたない?なら急速充電だ」
なんて書いてましたが、ぶっちゃけこの急速充電+パワフルな性能の噛み合い方が神すぎて(早口言葉)、もう他のスマホに戻れないんじゃないかという。
POCO F4 GT、高性能CPUを乗っけてますので消費電力は高めです。バッテリー容量もそこまで大きくは有りません。
消費する幅が大きいというか。負荷の低い使い方をしていると十分にバッテリーは長持ちしますけれども、それでも他のバッテリー重視形のスマホも比べれば結構、減りが速いです。
ブラウザでWEBサイト見るとか動画SNSアプリ見るとかならそれほどなんですけれどもね。ちなみに画面の輝度は落としましょう。電池消耗が大きく変わります。
ただ前述のようにこの充電機能が神すぎるんです。
バッテリーは決して長持ちする機種ではないわけですが、でもご安心を。付属の120w充電器とケーブルを使うことで笑えるレベルの充電速度を叩き出します。カタログスペックで言えば最短17分で満充電です。恐るべし。
実際にケーブルを差すとグングンとメーターが貯まっていく様子が見れます。
昨夜、26%→100%が15分くらいでした。帰宅して着替えて顔洗ってるあいだに満充電に。スゲェ。
ですので朝起きて「あ、充電忘れてた!」という場合でも身支度中に満充電できます。すごいスピードです。地味に忘れっぽい私はこれがすごく助かります。
ケーブル刺して寝たのにコンセント側が抜けてた、なんてのも良くある話。それがもう気にしなくていいというか、あと「数分で家出ないといけない」なんて時でもその若干の時間だけでも充電しておくと十分に使えるレベルで回復します。
「3分で支度しな!」と言われても問題なし。
充電器はそこそこ熱くなるので軟質ビニールの上(テーブルマットとか)に置いたままにするのは劣化というか張り付きそうでちょっと怖い部分も。
ます。あとケーブルが固いです。充電しながら使おうとすると、その強いコシで難儀します。ああ、ゴツいケーブルってこうだよねっていうイメージそのまま。
もちろん普通のスマホケーブルも使えます。120w高速充電には対応しなくなり、充電時間は掛かりますが。
余談:ポップアップトリガーも使えるぞ!
原神では使えない模様。POCO F4では特徴の一つとされる増設物理ボタンのポップアップトリガー。いわゆるL・Rボタンなんですが……原神では使えなかったので今回は紹介を割愛。
とか私、書いてましたがコメント欄で情報いただきました。ありがとうございます。
ゲームターボアプリのメニューから設定できるんですが、少し癖というかわかりにくい部分がありまして
画面端をタップと言うかスワイプ?することで出てくるメニューから設定するようです。
ゲームターボアプリ、もしくはスマホ側の設定メニューではこれが無いんですよね。あくまで「ゲームターボアプリとゲーム本体」が起動中でないと駄目な模様。
メニューさえ出ればあとは自由自在。キーマッピングして任意場所をタップするような使い方ができます。後述のようなスマホ用コントローラを使わなくてもスマホ本体だけで物理ボタンが有るのはやっぱり便利なものです。
便利アイテムと移動ギミック(雷種とか)に割り当てたり、「拾う」といったよく使うコマンドに設定するのがいいかもしれませんね。
ちなみに旧スマホ(シャオミnote10pro)はこちら
ちなみに、こちらが今まで使っていたnote 10 pro。
30fpsで画質:高。
十分動きますけれどもただ処理落ちや操作効かないときがあるといったストレスが結構あったり。
あと発熱凄いです。ドラスパですとか描画不可の高いマップではカクツキがかなり発生します。もちろん60fpsはガクガクでプレイできないです。
スマホコントローラ併用で更に便利に
ここまでサクサク動くとなるとスマホコントローラ併用で普通に遊べるようになります。
今までPS5のリモートプレイを使っていたんですが、当然ながら本体の取り合いになってしまうんですよね。回線が細いと切断されてしまいがちですし。それがスマホ単独で遊べちゃう。
特にササッとデイリー消化が簡単にできるようになったのは非常に嬉しい限りです。
ちなみにPOCO F4付属の充電ケーブルがL形タイプなのでコントローラに付けたまま充電できるのも嬉しいところ。
追記)キーコンフィグと設定を詰めていってほぼ据え置き機と同じように遊べるようになりました。
設定は以下の通り
- ゲームターボアプリ→「節電」
- 原神→画質「高」、フレームレート60
キー設定は以下のようにします。
キー設定はこちら
SHootingPlus V3というアプリをGoogle Playでインストールしておくとキーマッピングが可能となります。使用時にコントローラとの認証が必要なので、事前にBluetoothでスマホと接続しておきましょう。
キー設定はこちら。デフォルトでも設定されているんですが、使いにくかったので変更しています。
変更する場合はゲーム起動中に画面上に出ているV3アイコンをタップすると設定できます。
移動しにくい、歩いては止まるを繰り返す場合は左スティック(画面では赤スティックのアイコン)を長押し→設定から「半径」を大きくしましょう。
ただキャラチェンジについては十字キー代わりのボタンで押すよりも、指を伸ばして各キャラをタッチしたほうが便利かも。→どうやら指タッチを併用すると入力の優先権が取られるのかコントローラがわずかだけ反応しなくなります。クエストなどでの選択肢を選ぶような場合ではいいんですが、戦闘中では不慮の事故の原因となるのでコントローラだけで操作したほうがいいです。
あとキーは画面中央の少し左寄り、つまり「話す」「拾う」「料理」などの選択メニューが出る位置に設定しておくと、プレステなどとほぼ同じような操作感となります。
(クエストなどの会話や選択肢は別)
ぶっちゃけ買いか?(追記しました)
個人的な主観で言えば「ものすごく面白いスマホだ」と言えますし、刺さる人には見事に刺さる魅力がいっぱいです。
逆に言えば刺さらない人には割高で普通のスマホという印象となってしまうことに。
私自身、1ヶ月使ってきて不便ありません。電波の入りも問題なし。wifiも同様。
あ、カメラは普通ですね。取り立てて良くもなく悪くもなく。256Gbというストレージの大きさを生かして気にせず動画撮影できるのはありがたいですが。
POCO F4 GTの弱点
- デカい、重い(210g)
- ゲーム中心でなくともバッテリー消費が少し激しい(超速充電で回避可能)
- カメラはそこそこ
- 充電ケーブルがゴツい、取り回しが悪い
ゲーミングに特化したスマホという事を差し引いても、ハイエンドスマホとして考えるとやや使いづらさを感じる部分は多々あります。特に重量。
ただ、ゲームは節電モードなら冬場の今は全く気にならなりません。夏場は不明ですが。
あと、本体がやや滑りやすいのでケースは必須。とくに指が可能するオジサン世代には特に……
できたらストラップもほしいです。付属品のシリコンケースを使っていますけれども、劣化した場合に備えて1個予備で買っておく必要がありそうです。
放熱を考えればケースなしがいいんでしょうけれどもね。
POCO F4 GTの良いところ
圧倒的な処理能力とモビリティ性と充電
寝転んで、電車やバスの待ち時間でササッとゲームが出来ることろ。これに尽きます。本当に。
またCPU以外の部分ももちろんゲームに特化していることもありまして、例えば原神。
前のスマホだとロードが結構重たかったんですけれども、POCO F4 GTではそのロードがかなり速いです。マップ移動もストレスなし。
処理性能に余裕があるからだと思うんですが、例えばウィンドウモードで原神などのゲームを立ち上げたまま他のアプリを使っても大丈夫です。使ったことないですが録画機能も併用可能。
もちろん普通のアプリ、たとえばブラウザとかサクサク動きます(ネットワーク次第)。もたつき無し。これは普段使いにも便利です。ストレスなし。
充電がチョッ速(死語)なので行動範囲内に充電器がある人……基本は自宅と学校・職場往復でガッツリ連続でスマホ使う(でも1~2時間で休憩)な感じの人ならピッタリとハマります。
ハイエンドCPUと最強コスパの両立
やはりハイエンドなCPUであるSnapdragon8 gen1(スナドラ8gen1)が搭載されていること。
この当たりはガジェット好き、もっと言えばナーフやエアガン、車やバイク好きな人にもわかってもらえるとは思うんですけれども、「最強」とか「最速」とかそういう称号って心ときめきませんか?
ぶっちゃけていえば、普段使いの用途だけで考えればここまで尖った性能は不要なのはわかっていますけれども、やっぱり買うからには強いもの・速いものが欲しくなっちゃうんですよね。
たとえそれが少し使いづらいものであっても。
で、幸運なことにPOCO F4 GTってそのハイエンドCPUが乗っかっている割には安価なんです。性能に対するコスパは最強ではないでしょうか。
例えばアマゾンセール(2023/2/2時点)では7万円台。普段でも8万円くらい。
同じスナドラ8Gen1の他社製スマホが9~14万円くらいと考えれば割安で破格なお値段です。
2023年には新世代のSnapdragon8 Gen2(Antutuが120万点くらいらしい)を搭載したスマホがが登場するとはいえ、その価格は18万円近くになると考えれば尚更、POCO F4 GTのコスパが際立ちます。
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また性能の陳腐化についてもそこまで気にする必要は恐らく無いと思います。
例えば私が持ってるnote9s。2020年製造のスマホですがまだまだ現役です。軽いゲームでしたらサクサク動きますし、上記のAntutuベンチマークを見ても今の水準から見劣りするようなことは有りません。
他のスマホを買ったほうがいい人
- カメラ性能が抜群に良いスマホがほしい
- 使いやすくて性能がいいスマホが良い
これはもうiPhoneが良いです。あのカメラ性能はバグです。チートです。夜景でもマクロでもヘタなデジカメなら食っちゃうレベルの画質です。
またiPhone13~14なら原神アプリの高画質なら十分に遊べる性能があります。動作はサクサクらしいです。そしてバッテリー性能も十分。
あとカメラ性能で言えばGoogle Pixelもあります。こちらは付加機能が多め。CMでおなじみですよね。こちらもカメラ推しのスマホです。
お値段は7万円台と高性能スマホの中ではリーズナブル。ただPixelは温度が上がるとすぐ制限がかかるらしいので、原神は少々厳しいという意見も。冷却さえ十分にすれば、ということらしいですが。
もちろん、どちらも普通のゲームアプリの負荷なら十分すぎる性能があります。
あれ、POCO F4のメリットとは……
POCO F4 GTをおすすめできる人
誤解を恐れずに言えばPOCO F4 GTを買うべき人は「ハイエンドとか最速とか最強とかいう言葉に弱いガジェットマニア」でしょうか。コスパを重視するのであれば尚更。
いや、まさに私のことなんですけれども。
出先や自宅で自分専用として自由に遊びたいならマストバイ
スマホという機動性を活かして出先や自宅などで気軽に遊べるというのはゲーミングスマホの大きな利点となります。
(もちろんスマホ独占タイトルなら尚更ですが)
子どもがいるとどうしてもPCやプレステを取られることが多く、また夜間でもドラマタイムでは嫁様がテレビを占有するわけでして。あ、涙が……。
そういう意味では自分専用として使える端末があるのはとても嬉しい物です。好きな時に取り出してサッと遊べる。
重量級ゲームがトレンドに。乗るしかないこのビックウェーブに
近年は重量級のゲームがたくさん出ています。原神以外でもウマ娘や幻塔とか。ワンピースのバウンティラッシュもなかなか。
コロプラのモンスターユニバースも気になっています。
また2023年には原神を開発したHOYOVERSEから崩壊スターレイル、恐らくゼンレズゾーンゼロも出る予定と考えれば、2023年以降は据え置き機に近いレベルの重量級ゲームが多数出てきそうですし、そんな重量級ゲームの”波”に備えてはゲーミングスマホを買っておいても十分に使い倒せるのではないかな、なんて考えています。
というか寝転んで原神出来るんですよ。
っていう凄く小さな幸せを感じているので買って良かった。
コメント
原神でもトリガー使えるけど?
ダッシュに割り当てて使ってました
マジですか!朗報ですそれ!
ちなみトリガーに設定ってポップアップトリガーのメニューから設定できるんですか?
別の人ですけど
画面隅をタップするとゲームターボというアプリが開くので(プリインストールされてる)
メニューからポップアップトリガーで設定できますよ
エイム時の攻撃や拾う時に便利です
お二方ともありがとうございます。画面端のメニューから設定できたんですね。スマホ本体側の設定メニューしか見つけられなかったので、てっきり出来ないものだとばかり💦 記事内でも訂正と追記いたしました。