古いナーフ製品の中には動物をモチーフにした、どちらかと言えば気味の悪いデザインが揃う「マックスフォース」というシリーズが有りました。私が持っている中だけでも蛇、イノシシ、デンキウナギというような非常に独特なブラスターが揃っています。
1995年に登場したワートホグは比較的に小さいブラスターであるものの、その精度や威力から当時としては高い人気を誇っていたナーフです。
マックスフォース ワートホグ
白い大きな牙がワートホグ(イボイノシシ)を彷彿とさせるデザインで面白いですね。
今では考えられませんが両面が多色で塗り分けられており、とても豪華に見えます。あと今では珍しいホワイトトリガー。
ロゴはメタリックシールですが、糊が経年劣化して剥がれやすいので要注意です。
拡張性はなし
狙いを付けるようなサイト類や、アクセサリレールはありません。代わりにタテガミを模したようなパーツがあります。なんとも勇ましい雰囲気のナーフですね。
ワートホグの人気の理由はこの2銃身…同時発射というギミックがあるから。
ダブルストライクと似ていますが2連射と同時発射と機能面では全く異なるブラスターです。
本来は旧ダーツを使いますが、少し無理やりになりますが現行のエリートダーツも装填可能となっています。サイズの関係で奥までは刺さりませんが発射可能です。
シリンダーを引いた状態。なんと機関部が2つあるんですね。
初速控えめ
初速で言えば約7.8m/sと残念な結果に。1995年製ということで今から20年以上前の玩具となりますのでバネもピストンリングもヘタっているでしょうしこの数字は仕方ないかも。
今のナーフシリーズにはないデザインラインであること、遊び心満載のギミックでワートホグは今でも(一部の?)ナーフファンの心をガッチリと掴むことができるのではないかな、と思います。
状態は様々ですが海外オークション等ではかなり安く売られています。かなり古いものなのでガシガシ遊ぶ用途としてはオススメは出来ませんが、この姿に魅力を感じた方はぜひ一度、手にしてみて欲しいナーフでもあります。