【レビュー】旧ナーフ イーグルアイ ~ライト搭載のダーツガン…鷲の目が見ていたのはナーフの未来~

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ナーフ情報

ナーフでは定番アクセサリ、ギミックの一つであるターゲティングライト。狙っている場所が光点で指し示される機能です。特にサイトを使った照準に不慣れな子供にとっては、非常に分かりやすいということで人気のある仕掛けです。

外付けアクセサリだけでなく内蔵しているナーフも多数あります。現行製品だとファイアストライクやモジュラス・ターゲティングライトがすぐに思い浮かぶのではないでしょうか。

そんなターゲットライト内蔵ナーフの先駆けとも言えるのがこのイーグルアイになります。販売は1994年。今から20年以上前のトイガンで、様々な箇所で時代を感じることが出来ます。

 

イーグルアイは動物をモチーフにしたマックスフォースシリーズの一つでありまして、名前の通りにワシがモチーフになっています。側面の大きな羽のレリーフが印象的ですね。マックスフォースは今では考えられないようなキワモノなナーフが多いのですが、イーグルアイはその点では落ち着いたデザインになっています。

 

 

上面にはダーツホルダーとターゲットライトの調整ピンが。ライトはレンズ部分が可動するようになっており、ある程度の光軸調整が出来るようになっています。ただやはりナーフですから安定して同じ場所に飛ぶということが少なく…あまり意味のない機能かもしれませんね。

 

青いカバーは取り外し可能。左右2本分のダーツホルダーは旧ダーツ仕様のため現行のダーツでは使用できません。

 

このイーグルアイは写真上の旧メガダーツと呼ばれる弾を使用します。下のノーマルダーツに比べると直径も長さも一回り大きく、共用はできません。

余談ですが当時はボール、ダーツそれぞれを撃ちだすナーフが混在していました。飛距離や精度面で優れていたダーツ型ブラスターがヒットしたことで、現在のソフトダーツガンとしてのナーフという進化が決まったと言っても過言ではありません。もしボールを使うブラスターのほうがヒットしていたら「ソフトボールガン」になっていたかもしれませんね。

 

 

旧ダーツ仕様の先込め式ですので現在のダーツではゆるすぎて発射できません。一応、旧ダーツの方が大きいことを利用してインサートを作成してあげれば現行ダーツでも撃てるようになります。

 

 

発射機構は現在のナーフと同じくエアシリンダー方式。圧縮バネによってピストンを押し出し、空気圧でダーツを発射する構造になっています。コッキングは単発のボルトアクション。側面に大きく張り出したハンドルが印象的ですね。

 


印象的なターゲットライト。これで点灯状態ですが分かりますでしょうか。レンズがほんのりと光っています。

ライトはトリガーを半分くらい引くことで発光いたします。この辺は後のナイトファインダーと同じ構造ですね。単3乾電池2本使用。照度は低く、明るい場所では光点はまず見えません。

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ナーフやエックスショット等のソフトダーツガンのレビュー、ニュースを取り扱っています。

 

それもそのはず、LEDではなく豆電球式なんです。メンテナンスのために開けて驚きました。確かに1990年代といえばLEDより豆電球のほうがメジャーでしたけれども。

点灯不能いうことでしたが、幸いにも球切れではなく配線の外れでしたのですぐに修理できました。でも今後は豆電球の入手性がどんどん下がっていくでしょうし(LEDへ置き換えがどんどん進んでいますし)、保守用に電球をストックしないといけないなと思いました。

 

初速は10.95m/s。今の水準から考えれば非常に低い数値ですね。シリンダーのグリスやOリングは劣化しておりますし、スプリングもヘタっているはずなのできっちりとレストアすればもう少し初速は上がるかと思います。

 

イーグルアイが発売された1994年といえば初代プレイステーション発売ですとか、アーティストの安室奈美恵がグループ結成した年代。他のニュース的にはリレハンメル五輪などなど。初代プレステはレトロゲーム扱いですし安室奈美恵は引退表明しましたもんね。色々と時間の流れを痛感してしまいます。

今でこそターゲットライトもスポンジダーツも当たり前のものですが、当時としてはどちらも画期的なシステムで発売時には高射程・高精度(比較対象がボールガンやスポンジロケットなので余計に際立ったようです)だとして持て囃されたそうです。おかげで現在のソフトダーツガンとしてのナーフが形作られていったと言っも過言ではありません。
※ソフト”ダーツ”ガン自体は前年のシャープシューターというブラスターが最初です

遠くを見渡せる鷹の目・鷲の目という言葉がありますけれど、もしかするとイーグルアイが見ていたのは未来のナーフだったのかもしれませんね。

そんな古いブラスターですが現在でもきちんと動作します。ダーツの供給や性能面での問題から第一線で撃ちまくれるというものではありませんが、部屋での的当てでしたら十分に遊べますのでまだまだ現役であることは確かなようです。ただ安全弁・空気弁がないので発射音がバキッ!という感じの壊れそうな音を立てて発射するのが怖いです。

 

コメント

  1. まるた より:

    そう言えば単発でボルトアクションは珍しいですね。ナイトファインダーにつながるところもあり、とても良いブラスターですね。

    • KDWK より:

      そうなんです。初期のナーフって塗装が豪華だったりと持っていて楽しいのですが、ダーツの入手難がやはりネックでなかなかがっつりと撃って遊ぶことが出来ないのが難点でして。

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