柔らかいスポンジダーツを撃ち出す玩具、いわゆるソフトダーツガンとしてのジャンルを確立したナーフ。
幾多のライバルが出現してきたわけですが、それでも長らくトップの座であり続けてこれた理由は時代ごとに柔軟なチャレンジをしてきたからだと個人的には思っています。
例えばSNSへの投稿を見越したナーフなんかも、かなり早い時期にありましたしね。
【レビュー】モジュラス バトルスカウト ~新世代のSNS用ブラスター~
画質が極めて悪いのと、手ブレ補正が無いので”戦闘中”に撮った動画は正直言うと見れたものではないですが……
それでもこのコンセプトは非常に面白いものです。ちなみに玩具として買うなら下のCAM-12のほうがおすすめです。液晶画面がありますので(バトルスカウトは液晶なし)。
こういったソーシャル連携という方向性を含めて、近年のナーフシリーズは近年はさらに時代の流れに乗った進化を続けております。
一方で旧来の既存シリーズすらバッサリと整理してしまうということでもあるわけですが。
今後のナーフブランドについて
と、このナーフブランドの方向性についてフォーブスに面白い記事がありましたので一部引用という形でご紹介したいと思います。
Is Nerf Ready For Its Close-Up? Hasbro Gives Brand A Starring Role
ハズブロ社VPのトム・ワーナー氏によれば、以下の計画がすでに進行しているとのこと。
■まもなくTikTokチャンネルが開設されます。Tiktokへの参入はハズブロの玩具ブランドでは初。
■Nerf関係のインフルエンサーによるYouTubeチャンネル、2022年に競技スタイルの番組の放映予定。
■VRを使ったバーチャルリアリティゲームへの参入。2022年リリース予定。
■Xbox1、PS4、Nintendo Switchなどの家庭用ゲーム機へのNerfゲームの発売。また「NerfEpicPranks」などのスマホ向けモバイルアプリの拡充。
■アメリカ、イギリス、シンガポール等においてナーフアクションセンター(NerfAction Xperience Centers)の拡大。すでに4か所建設中。
■メキシコ国内でも同様にアトラクションセンターの建設。ブラジルでも2021年秋には南アフリカ最大級のアトラクションがオープン。
■スニーカーブランドであるリーボックと提携。
■NFLとのパートナーシップ締結。50万人分の子供向けのNerfブランドのフットボールやアクセサリを提供。
ナーフ=スポンジトイガンというレベルを飛び越えて、Nerfブランドをもっともっと広く普及させていこう!というプランのようですね。
なんというか日本にはあまり影響がなさそうなものばかりですが(悲しいことに)、少なくともNerfがこのままの勢いで続いてくれるのであれば、一人のファンとしても嬉しいのは確かです。
個人的には
個人的にはVRゲームと家庭用ゲーム機への投入が気になっています。
ゆるいシューティングゲームになるのか、それともナーフを仮想空間内で思う存分楽しめるようになるのか。願わくばゲームとしてしっかりしたものであって欲しいものです。
なお家庭用ゲーム機との連携はすでに通った道でもあります。
【レビュー】Nストライク スイッチショット ~これぞゲームとリアルの融合~
ニンテンドーWiiゲームとして販売されていたナーフです。コントローラとダーツ発射装置を切り替えて遊ぶことが出来ました。
残念ながら国内版Wiiでは起動できないためゲーム本編は未プレイ。内容については意外としっかりした3Dアクションであるようです。
余談:Nerfって凄い
あと記事の後半にはNerfに対するエックスショットなど他社からの見解も出ています。
特に最近は指数関数的に売り上げを伸ばしているエックスショットですけれども、やはりハズブロのNerfブランドは強敵だそう。
と言うか2020年はNerfが4000万個売れたとのことで。恐ろしい数ですよね。
なお、こちらも一部引用になりますが端的に言えば「Nerfブランドの歴史と知名度って凄い」という一言に集約されるようです。
ナーフファンにとっても面白い記事ですので、是非とも読んでみてくださいね。
自動翻訳でも十分に内容がわかります。
Is Nerf Ready For Its Close-Up? Hasbro Gives Brand A Starring Role