あと数時間で2021年も終わってしまうわけではありますが、今年もソフトダーツガンとしてはいろいろと面白い変化があった一年でした。
シリーズの刷新が進んだ2021年のナーフ
ナーフとしては2020年ごろより爆発的にラインナップが増えたこともありまして、以前のようにカラーバリエーション含めて網羅的に買うということがかなり難しくなりました。
特にマイクロショットシリーズは全部でいくつあるの?と思えるくらい(100種は超えてるはず)。流石に無理です本当。
宝くじ当たってればなぁ……なんて夢想してしまいますけども、むしろ限られた資金でアレコレ悩むのが楽しいのですよね。
決してお金ないから、保管する広い家が無いからとかではなく。ホントにホント。
ナーフの対人向けラインナップ増加
ラインナップ増加といえば弾の種類も増えています。ライバルより小さいボールを撃ち出すナーフ・ハイパーですとか、”うまい棒”のような巨大弾を発射するXLとか。
今までナーフ戦といえばダーツもボールも全部ごちゃ混ぜになって遊んでいるようなものでしたけども、ハズブロとしては今後は玩具ナーフと対人・競技向けナーフの棲み分けというのも想定しているのかな、なんて感じたりしています。
玩具・低年齢層向きのナーフ(通常シリーズやメガ、XL)に対して、対人寄りのウルトラ、ライバル、ハイパー…というような。
ライバルも2022年は従来よりも対人戦向けのデザインになりますしね。
あと前述のように新登場したハイパーシリーズは高初速でライバル弾よりも威力があります。
弾数も多め。より激しい撃ち合いを求める人はハイパーという選択肢もあるというようになりました。なお危ないためゴーグルは必須です。
(対象年齢は14歳以上用)
玩具として安全に?分解できないエリート2.0
棲み分けするのでは?と考えた理由のもう一つがエリート2.0などの「分解できないナーフ」の増加です。
エリート2.0シリーズなどはコストダウンとして接着での組み立てが行われていますが、それ以外にも容易に強化・改造させないようにという意味もあるのかな、とも思います。
例を挙げれば、わずか数ドルの強化バネに替えるだけで初速はライバルシリーズ(25~33m/s)を超える40m/s以上の威力にすることができます。もちろん安定して使うには様々なパーツの組み込みが必要になりますけれども。
例えばコマンダーは完全に接着されています。破損覚悟で割るしか分解は不可能。
海外ではナーフに起因するニュースが度々取り上げられる事がありまして、少し古いですが安価な中国製の互換性ダーツ+高初速のナーフの組み合わせがリスクになると指摘する声も。
”玩具”メーカーである以上、ここまで強化パーツが台頭してきて、さらに目の事故などについてもニュースで取り上げられることが多くなった以上……そのまま看過することは出来なくなったのではないかもしれませんね。
今は分解不能なものは一部だけではありますが、その傾向はどんどん増えていく可能性があるかもしれませんね。
ナーフのゲームが出た
忘れてならないのがナーフの家庭用ゲームが出たこと!
2021年初頭の記事にもしましたが、ハズブロは「ナーフ」というブランドをもっと拡張していくような方針であると言っています。VRとか家庭用ゲームはその一環です。
Switchのゲーム「Nerf Legends」は期待されながらもゲームとしての評価は賛否両論……というか、海外レビューを見た限りでは厳しいものがあるようですけれども。
「バグの嵐」とかはまだ分かりますが「回復アイテム取ると音がうるせぇ!4回もビープ音が鳴るんだ!」という叫びには笑うしかありません。
この辺りは修正パッチで治ることに期待します。
2022年に控えているVRゲームもこのクオリティならちょっと厳しいなーとは思いますが、おそらく開発は別でしょうからまだ希望はあります。
シリーズはほぼ整理された
そうそう、フォートナイトが人気な反面、ゾンビをモチーフにしたゾンビストライク、高精度・高安定性が売りのアキュストライクといったシリーズはほぼ完全に沈黙しています。拡張性の高いモジュラスや旧エリートシリーズは2.0へ統合。
通常のダーツを使うものとしてはかなり寂しくなってしまいました。
2022年はどうなのよ
では2022年。ソフトダーツガンはどのようになっていくんでしょうか?
ゲームのコラボアイテムが更に増えそう
ナーフのエリート2.0シリーズはいくつか予定されているようです。フォートナイトシリーズもまだ出ていないブラスターがあります。
P90らしきリーク
P90をモチーフにしたナーフのリーク写真もありました。
Fortnite Heavy SR and Compact SMG (credits to Piggy) from Nerf
真偽含めて賛否両論な上、新規情報も音沙汰無しですが。
発売に向けてリリースが出されるとすればもうそろそろ。
Destiny2 ギャラルホルン
限定モデルとして高価格帯のDestiny2のギャラルホルンも控えています。2022年末に発売予定。
大人向けのファングッズとしての需要も高い事からも、2022年はもっと多くのリミテッドシリーズが出るかもしれませんね。
排莢式ブラスターの人気が続くはず
ハズブロ以外では、特に今年は中国発の排莢式ソフトダーツガンが絶大な人気を誇っています。
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こちらも爆発的にラインナップが増えており、2022年もこのブームは収まりそうにありません。実銃寄りのラインナップのために架空銃が苦手な方でも手を伸ばしやすいというのも人気の理由ではないでしょうか。
電動フルオート式の排莢式トイガンもあります。この勢いですと実銃の主要なモデルはほぼ出そろいそうな勢いがあります。
ナーフ・スポーツが拡充されていく
もともとナーフといえば柔らかいゴムボールのブランドだったりします。
そういうこともあってナーフ・スポーツというシリーズが結構色々と(メインのソフトダーツガンほどではないにしろ)販売されています。
投擲用のボルテックスボールは知っている方は結構いるはずです。
2022年はそのスポーツシリーズに大型弓とストンプロケットが登場するようです。
余談ですが。他社製のストンプロケット(踏みつけ発射ロケット)は危険な玩具として2020年に選出されたりしています。高初速、かつ顔面に直撃しやすいというのがその理由。
ナーフの方は角度を付けて発射されるようなので安全だとは思いますが…