サイズ・重量 | 全長–cm | 発売年 | 2019 |
初速 | 21m/s | 装填数 | 10×発 |
入手先 | アマゾン等 | 対応弾 | エリートダーツ |
使用できるのはノーマルダーツのみとなります。エリート2.0ダーツ、もしくは吸盤ダーツが使えます。
モジュラス レコンMkIIIて?
「パーツを組み替えて遊ぼう」というモジュラスシリーズ。他のナーフに比べてパーツを取り付けるアタッチメントが多いことを特徴としています。
薄いクリームホワイトの本体にライムオレンジやライムグリーンの差し色があるデザインは非常に格好良かったのですが、残念ながら2020年ごろより新商品のニュースがなくなり、事実上のシリーズ終了となってしまいました。
今回購入したこのレコンMKIIIはアマゾン限定として販売されるモジュラスシリーズの一つ。
そして過去に販売されていたリーコンMKIIの復刻版と言うかカラーバリエーションといえる存在です。
コラ!カラバリ商法とか言わない。
とはいえ中身としては絶版されたり入手しにくいパーツを4つ同梱した欲張りな取り合わせでして(マガジンクリップも流用できるので嬉しい)、これからナーフを始める人だけでなく「今あるナーフを拡張したい」というような人も嬉しいセット品になっています。
余談ですがナーフ名称のレコンMKIII。
英語表記は「RECON」。アマゾンの品名は何故かレコン。
ナーフに限らずRECONってリーコンと呼ぶのが普通でしょうし、旧来のナーフファンにとっても違和感アリアリなんですが……
ホワイトとライムグリーン
上の写真は付属パーツを全部つけたもの。ホワイトとライムグリーン、そしてオレンジの配色が鮮やかなナーフです。非常に爽やかなイメージ。
全体的なフォルムもまとまっておりまして、大きなハンドガードとストックの組み合わせが本当に良い感じ。
玩具ですのでこの大型ハンドガードがあることで機能面でメリットが……なんてことはないのですが
「格好いいのでヨシ」です。
銃口に取り付けるサプレッサーがいいアクセントとなっていますよね。
一方、反対側面はアクセサリレールもなく、ロゴの差し色もなく少し寂しい感じ。少し寂しいなーとは思いますけれども仕方なし。
ここは前作のリーコンMKIIと変わってはいません。
シールドは小さめ
目玉?とも言える付属のシールドは実はそれほど大きくなく、体や顔を隠すまでの防御力はありません。目元を隠せるかな?というくらい。
中央には照準代わりの穴が空いており、防御しながら射撃することが可能。とはいえ頭頂部は飛び出ていますので、調子に乗ってると額を狙い撃ちされそうな予感が。
大人ではストックで構えつつこの照準を使うのは至難の業というか、顔にナーフをめり込むほどでないと真っ直ぐに見ることは出来ません。
(腕を伸ばして撃つ、いわゆるハンドガン撃ちするなら大丈夫ですが)
オレンジのカラバリもあった
カラーバリエーションとしてはオレンジ色のシールドもかつて販売されていました。
このオレンジシールドはシールドストックキットに入っていたもの。形状は全く一緒ですけれども。よく見るとロゴの塗装が省略されています。
絶版品ですがそこまでレアでないのと、一時は投げ売りされていましたのでフリマアプリ等の「ナーフまとめて処分」なんかに紛れてることが結構あります。
ちなみにこのシールドの工夫として、シールド部分と土台が外れるようになっています。不意に引っ掛けたとしても割れたりしないようにという配慮ですね。さすが玩具メーカー。
サプレッサーは短め
いいアクセントとなる銃口部のアクセサリ、サプレッサー。
実銃では銃口からの発射炎を軽減させるものなんですけれども、もちろん火薬を使わないナーフでは飾りです。
でもいいんです。
「格好いいのでヨシ」ですから(2回目)
で、このサプレッサーももちろん過去のナーフ拡張キットからのカラバリでして……
違いが分かりますでしょうか?
微妙な違いなんですけれども、付け根部分に差し色が入っているのがレコンMKIII用となります。それ以外は過去のアクセサリキットのものと同じ。
ストックは大きめ
最後はストック。かなりガッチリしていて大きめで。
少し窮屈ですけれども大人でも肩に付けて構えることが出来ます。
ちなみにレギュレータに付属しているもののカラバリですね。色違い。
このストック、実は便利機能がありまして……
余ったマガジンを装着することが出来るんです。
付属するマガジンクリップは1個しかありませんけれども、もし他にお持ちの場合はぜひ使って欲しい機能です。スムーズにリロードできるようになるとナーフ戦でも有利に、というよりもその動作が格好いいのです。
弱点はコッキングしにくいこと!
このレコンMKIII、上部スライドを後ろに引くことでバネを圧縮するタイプなんですけれども。
実はそこがクセモノなんです。
例えばシールドを付けたのがこちら。
もちろんシールドでなくともスコープでもいいんですけれども、取り付けたアクセサリのおかげでつかみにくいんですよね。
この辺りは初代リーコンから変わっていない伝統だと言えるかも。
実際にアクセサリ付きでコッキングを行う場合、こんな具合に指で両サイドから掴むようにするしかありません。これはちょっと不便。
もしくはいっそなにも取り付けないという選択肢も。
やはりホールドしやすいグリップ
コッキングがしにくいものの、グリップのホールド感は格別というか”しっくりくる”という表現が当てはまるような握りやすさです。
ぶっちゃけシールドいらない
大人ではしっかり握ればちょうど人差し指がトリガーに掛かりますし、手の小さいお子さんでは大きいトリガーガードをフロントグリップ的に使って両手で持つことで安定感が増します。
滑り止めというような変な突起もないので手が痛くなりにくいのもいいですよね。
カスタマイズしてみる
せっかくなので他のナーフなどのパーツを流用してみました。
リーコンMkIIのバレル
定番のリーコンMkIIの延長バレルです。いわゆる一般的なサブマシンガンというデザインに収まりますよね。ただ段差が目立つ関係で少し頭でっかちな感じ?
絶版品のために価格は値上がりしています。
ロングストライクのバレル
同じモジュラスシリーズということでロングストライクの延長バレルを取り付けてみました。カラーリング含めて完成形と思えるようなマッチングです。
ただし長い銃身はダーツ発射時に摩擦の原因となりますので実射性能は落ちてしまいます。
でも「格好いいのでヨシ」(3回目)
残念ながら日本では取扱なし。
ですが米アマゾンで買えば発送してくれるので、どうしても欲しい方は是非。
2022年は円安傾向で海外からの輸入には手を出しにくいのが難点で。
米アマゾン、当然ながら英語ですけれども基本的な操作は日本アマゾンと変わりませんので意外と簡単です。
他社製のロングサプレッサー
純正品ではないのですが、より長いタイプのサプレッサーもアマゾンで販売されています。
短いのは嫌だなーという場合はこちらのパーツはどうでしょうか。
個人的には旧世代の軽機関銃っぽさが出てきて良さげに思います。
お値段的にもそこまで高額ではありません。
純正品でないことをないので、1個持っておくとカスタマイズの幅が広がって良い感じです。
実射してみた
撮影台の上ですが試射してみました。初速は18~20m/sくらい。
ナーフの中では平均的でしょうか。強すぎもなく、弱くて飛ばないこともないちょうど良い感じ。
あまりバネが強くて初速が高いとお子さんにとっては操作しにくくなりますし、遊ぶ場合でも危ないですしね。
使った初速計はこのクローニー形。
Mk2との違いは
ちなみにリーコンMk2の海外版(トリガーがオレンジ色)がどれくらいかといえば……
うん。あんまり変わらず。
なお、当時発売されていた国内版(トリガーが灰色)は初速がかなり抑えられています。もしお手持ちのリーコンMk2のトリガーが灰色のものであれば、このレコンMkIIIへ買い換えるのもいいかもしれません。
分解していませんが、もし内部が変わっていないのであればバネなど機関部の入替えも出来るかもすしれません。
そうそう、ナーフの初速ってダーツの状態にも左右されます。
ヘタったダーツを使った場合には一気に初速が落ちてしまいますし、レコンMkIIIのようなマガジン式では詰まってしまうことも少なくありません。新しいダーツを使うことが推奨されるのはこのためなんですね。
使用できるのはノーマルダーツのみとなります。エリート2.0ダーツ、もしくは吸盤ダーツが使えます。
対応ダーツはエリートダーツ
使用できるのはノーマルダーツのみとなります。エリート2.0ダーツ、もしくは吸盤ダーツが使えます。
汎用品のダーツが使えます。
入手方法
現行製品のためアマゾンで入手可能。というかアマゾン限定品です。
セールで値下げされたりしますので定期的にチェックしておくといいかもしれませんね。
総評:扱いやすい本体+拡張キット=正義
あくまで過去製品のカラーバリエーションではありますのが、2022年時点では絶版で高額となってしまったアクセサリパーツが入っていると考えればその有用性はご判断いただけるはず。
本体も扱いやすいオーソドックスなマガジン式ナーフですから、使いにくくて失敗したとはなりにくいのが良いですね。撃たなくても組み替えてごっこ遊びが出来る点でも優秀。
理想を言えばドットサイトも付属してほしかったなーなんて思いますけれども、そうなると値段が跳ね上がるので仕方ないんでしょうね。
地味なところですが元箱に収納して片付けられるのも魅力的。ただパズル的なので上の写真を参考にして収納してくださいね。
レビュー用に写真撮ってなかったら詰んでました。
ナーフをいくつか持っていて改造したいという場合、特に各パーツは現行のエリート2.0シリーズに使えるので購入の選択肢に入れても良いんじゃないかな、とは思います。
ただやはり定価付近では割高感が……
もし買われる場合はセールやクーポン配布時を狙いましょう。
対応ダーツ・アクセサリ
ナーフ用のアクセサリが使えます。
ダーツはエリートダーツが使えます。
使用できるのはノーマルダーツのみとなります。エリート2.0ダーツ、もしくは吸盤ダーツが使えます。