2022年11月発売のナーフ新シリーズがこのジェルファイアとなります。
※未所持ですので情報による感想になります。
新シリーズ爆誕!
新シリーズということで例のごとく気合の入ったパッケージのナーフです。レイアウトがなんだか格好いいですよね。
右下にはフル・セミオートで秒間10連発であること、ゴーグルが付属すること、充電式であることが描かれています。このミシックのセールスポイントというわけですね。
ちなみにナーフのパッケージではおなじみの「笑顔でナーフを構える人」がありません。ちょっと寂しいですが。
参考までに。アベンジャーズからのソーハンマーのナーフ。
このパッケージ下部にあるドヤ顔の写真がもうなんだか好きすぎて。
外観は格好いいけれど
話を戻してジェルファイア・ミシックの外観です。
ストックは伸縮機能あり。バレル部分は取り外し可能です。
コンパクトにすることで取り回しが格段に良くなります。ストックを伸ばして安定して射撃を行うかどうかはお好みで選べるのは良いですね。
見た目は結構格好いいですが、上に飛び出たマガジンというかボトルは賛否両論ありそう。
余談ですがアマゾンのレビューでは「振らないと弾が詰まる」との意見がありました。
使うのはイクラ……ではなくウォータービーズ!
このミシック、使うのがジェルファイアシリーズ最大の特徴である専用ビーズなんですね。
いわゆるウォータービーズ弾というもので、水に漬けておくと膨らむ吸水ポリマーで出来たボールとなっています。水に濡れた状態で使用するので張り付いてしまい、どうしても詰まってしまうようです。
なお通常のナーフダーツは構造的に入らないので使用できません。
その見た目からイクラとか呼ばれそう……
デメリットから書いてしまいましたけれども、逆に特筆すべきものもありまして。
それがランニングコスト!なんと2万発で13ドル!1発当たり0.00065ドル。日本円で0.1円。これはすごい。
単価で考えるとナーフ史上で最も安価な弾となっております。
ちなみにこのジェルビーズ。水につけておくと膨らんで弾力のあるボールになります。
当たると弾けるので安全性は高いものの、粉々になった弾のカケラが残るので室内ではなかなか遊びづらいです。あと乾燥すると縮んで固くなるので室内では砂というか小石を撒いたような感じになります。
破片が家電などに入り込むと故障しかねませんし、屋外や専用フィールドでないと遊べなさそうです。もちろん弾の再利用は出来ません。
直径的に似ている6mmBb弾と共用できるかは不明。もちろんメーカーであるハズブロ側は専用ビーズ以外の発射は「禁止」としています。
ちなみに同様のジェルビーズを使うトイガンは数年前に中国市場で登場して以来、非常に多岐に合わる商品が登場しています。ただ実銃のコピーのような見た目、そして初速規制のため個人輸入のハードルは高め。
秒間10発!実射性能は高い
商品説明によれば発射サイクルは秒間10発。電動エアガンのノーマルでの発射サイクルが秒間10~15発と考えれば結構な性能を持っているのではないでしょうか。
飛距離などの記載はありませんが、保護ゴーグルが付属すること。そして対象年齢が14歳以上ということでそこそこ高い初速を持っていると推測できます。
例えば同じ14歳以上用のナーフ・ライバルシリーズは初速100fps(33m/s)です。
使用するのは専用の7.4v充電バッテリー。乾電池ではありません。
ナーフではないナーフ
と、ここまで書いて思うのが「これって従来のナーフとは異なる玩具だなぁ…」ということ。
アメリカではペイントボールガンが盛んと聞きます。対応するプレイフィールドも多いようですし、おそらくはこのジェルファイアシリーズは競技性の高い遊びを行いたい層に向けたシリーズなんだろうとは思います。
日本国内ではこういったジェルビーズを使えるサバゲーフィールドがあるかは調べておりませんが、使用を断られる可能性が高いのではないかな、と。もちろん体育館などでは使えませんし。
ちなみに日本国内の発売情報は今(2022年10月)はまだ見当たらず。
前述のように日本では競技性が高いもの、というと6mmエアガンがあります。ライバルシリーズですら展開されていない以上、このジェルファイアも販売される可能性は低いのかなと思います。
ナフマとしてもこのジェルファイアは買う可能性は低め。ゆるく遊ぶ勢にとっては間違いなく持て余しそうです。