【雑記】エリート2.0ダーツは進化したか? 旧ダーツと比較してみた

ナーフ情報

つい先日に入手したコストコのナーフ、エリート2.0 コマンダー。

そういえばダーツもエリートダーツからエリート2.0ダーツへバージョンアップしたんだっけ……
ということで実際に変わっているのかを今更ながらですがチェックしてみることにしました。

形状の比較

濃い青が旧エリートダーツ。水色っぽいのがエリート2.0ダーツとなります。
形状は全く同じ。遠近法で2.0の方が小さく見えますがサイズは全く同一です。

 

内径なども従来と変わらずですので、従来のナーフでも問題なく使うことが出来ます。つまり互換性あり。

 

重量の比較

ダーツ重量というのは弾道に大きく影響します。初速(バネ強度)との兼ね合いもあるんですが一般にはある程度重い弾ほど安定して飛ぶようになります。

例えば過去記事ですが、重量ダーツであるWORKER製ダーツについて。

ナーフの標準ダーツは1.0gを基本としております。旧エリートダーツはまさにその1g。

 

一方、エリート2.0はどうだろう?というと…

こちらも1.0g。

厳密な計量ではないのですが精密はかりではどちらもほぼ同じ重量だと言えます。

 

中身は

少し勿体ないですが中身に変化が無いかもチェックしてみました。

ダーツ2本をカッターで切っていきます。

ナーフのスポンジ部分は粘りのあって千切れにくい素材となっています。カッターでもなかなか切りにくいものです。
これは子供が噛んで誤飲しないように、という狙いもあるのかもしれません。

接着も頑強でして、引っ張っても弾頭部だけ取れるということがほとんどありません。安価な社外品(互換品)は容易に分離してしまうものが多いので、そこはさすが純正品ですね。

弾頭部の違い

新旧ダーツでほとんど違いが無いとは思っていましたが、弾頭部分の形状が微妙に変わっています。

スポンジに差し込まれる見えない部分が旧型は半円状、新型は真っ平らとなっています。

真っ二つに切ってみると良く分かります。白い部分の形状が全く違いますよね。
また衝撃を吸収するオレンジの部分の肉厚も若干異なります。たしかにエリート2.0の方がやや固めでした。

軽微な違いとはいえ、重量バランスが変わる事で弾道特性は容易に変化してしまいます。果たして実射はどうなるでしょうか??

なお、弾頭部だけの重量も計測したかったのですが接着剤が強すぎて綺麗にスポンジが剝がれずに断念しました。

 

いざ実射

今回はエリート2.0のコマンダーを使って撃ってみることにしました。飛距離27m表記のハイパワーナーフになります。

向こうの壁まで約7m。どちらも新品のダーツを使用しています。
ナーフ本体を固定していない状態ですので厳密な測定ではないのですが、おおよそ一般的な使用条件だと想定して射撃しています。狙いはドア中央部。

旧エリートダーツ

全体的にまっすぐ飛ぶなーという印象。集弾性はそこそこ優秀。
まっすぐ飛んでストンと落ちるといった感じでしょうか。ただ時々ですがクリティカルヒットというか凄い真っすぐに飛びます。ダーツのせいなのか、装填の具合なのかは不明。

エリート2.0ダーツ

旧ダーツよりもややバラけるかな?というイメージ。ただ弾道は安定していますのでヒトくらいの大きさのターゲットには狙い通りに当てていくことができます。
動画ではかなり下向落ちていますけれども、距離に応じた仰角をつければ狙い通りのポイントに当てられるようになります。

バラけるといっても支障があるほどのブレはないので気持ちよく射撃を楽しむことが出来ます。

 

結果は

動画に取っていない分も含めてもだいたいこの画像のようなバラつきになりました。

エリート2.0はバラツキが大きめですが飛びぬけて外れるダーツが少ない感じ。いわゆる安定した弾道。

旧エリートは集弾性が高めですが時々の暴れダーツ(大ハズレ)がある感じ。

どちらが良いかは好みになりますが、ナーフ戦で撃ち合うくらいの距離とターゲットの大きさでしたら新型であるエリート2.0の方が適任かと思いました。

 

総評

あくまで簡易の比較になりますけれども、弾頭部の違いによる差がやや出た感じの結果となりました。総じて安定性が良くなったのかな、と。
もちろんコマンダーではなく他のナーフを使った場合にはもっと差が出る可能性もありますが。

「エリート2.0ダーツといっても名前変えただけでしょ?」なんて思っていましたが、実際にはきちんと改修されているわけですね。
とはいえ撃ち味としては新旧混ぜてしまえば、または使い込んでダーツが劣化してくれば判別できないくらいの軽微な違いと言えます。

コストダウンの賜物なのかは分かりませんが、従来よりも明らかに良くなった点があります。
それは1本あたりの値段が安くなったんです。
そのおかげでダーツをたくさん用意して、思いっきり撃てるようになりました。

 

今後は2.0ダーツへ

実はエリート2.0シリーズのナーフはコストダウンにより耐久性や品質の低下が指摘されています。
そういう点ではダーツもダメな方向になっているんじゃないかと危惧していましたが、今回の比較で杞憂であることが分かりました。良かった良かった。

いわゆる平均的に狙い通りに飛ぶようになり、いわゆるクリティカルヒットが減ったために撃ち味は変わったとも言えますけれども、ナーフの当たりそうで当たらないという楽しさ(?)は全く変わっておらず、その点では安心できると言えます。

これから旧ダーツは少しずつ取り扱いが減り、エリート2.0ダーツやそれに準拠したものに切り替わっていきます。確保しておくという必要性は無いとは思いますが……
旧ダーツ、大事に使ってあげてくださいね。

 

※余談ですが旧エリートダーツの前には薄オレンジのストリームダーツというものがありました。

すでに廃盤で貴重なんでは?と思われますが、流通量が物凄く多かったのでレア度という点では全く価値は上がっておりません。
むしろ今のナーフでは一部使えないのもあって逆に邪魔者扱いになっているという悲しさ。

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