スポンジ弾を発射するトイガンはひっくるめて「ソフトダーツガン」だとか「ソフトバレットガン」、中国語で「軟弾槍(软弹枪)」と呼ばれています。最も有名なのがおなじみのナーフ(ハズブロ)でしょうか。もはや代名詞ともなっています。
でも世の中は広いもので、ナーフ”以外”のソフトダーツガンとして面白いものがたくさん存在しています。そしてその一つにこのダートゾーン・コマンダーがあります。
ダートゾーン コマンダー
皆さん大好き?なガトリングガン風の電動ブラスターです。銃身が回転する上にベルト給弾方式という、大変に凝ったギミックを搭載しています。
現在販売されているパッケージがこれですが、ロータリーバレルとかラピッドファイアとか魅力たっぷりの宣伝文句が満載です。
なお、商品名が「スーパーコマンドー」という名前になって進化したようです。ベルト2本に増えるなど付属品も豪華に。
商品情報によれば飛距離は80フィート(24m)とのこと。構えている男の子の笑顔が凶悪すぎて凶悪すぎて…。まるでギャング映画のボスみたいです。
そうそう、ガトリングガンということで銃身が回転するギミックがあるアレを思い出させますね。
あとベルト給弾式といえば定番のナーフのバルカンもあります。
果たしてこの「コマンドー」はそれらの先輩ブラスターを超えることが出来るのでしょうか。
ベルト給弾方式
このコマンダーはバルカンやパニッシャーと違って輪っかになったベルトを使用します。
このように蓋を開けてから載せます。容易に交換可能ですので複数本のベルトをお持ちであれば火力は飛躍的にアップするはずです。ダーツの装填という下準備は大変ですけれども。
最近の電動ナーフと言えば起動トリガーとメイントリガーの2つがありますが、このコマンダーはスイッチを入れるとモーターが回転しつづけます。
モーター音は結構な高音量。住宅事情によっては使用を躊躇するくらい。
電源スイッチは指が届かない場所にありますので狙いながらのON、OFFは出来ません。回しっぱなしで突撃するような戦闘スタイルになるのかも?
ただし音が本当に大きいので(キュキュキューとプラスチックが擦れる音も)背後を取るような行動には不向き。
腰だめに構えて撃てるようにハンドグリップもあります。結構頑丈ですので片手で持ち運びも余裕。
前面から。
ガトリングガンとは言えやはり低価格のトイガン。ダーツは中心の穴からしか出ません。オレンジ色の3本の銃身は飾りです。でもその飾り銃身がなぜか扇形…。そういう意味ではガトリングガンというよりエネルギー兵器的な雰囲気があります。
この辺で違和感を感じた人。正解です。
実はこのコマンドーって凄く「小さい」んです。長さは50cmくらい。高さも厚さもありませんので迫力は全くなく…。
ちょうど横にあったサージファイアと比べるとこのサイズ差です。サージファイアも取り回しの良いナーフですが、それよりも一回り小さいんですね。
スペックなど
住宅事情の関係で今現在は動作させられませんが、パッケージに表記されている最大飛距離は24m。
初速:–m/s 飛距離 –m
そうそう、使用する弾はナーフ用ダーツが使えます。価格面でも入手面でもありがたいですね。
入手方法
現行品ですのでアマゾンで購入可能です
米アマゾンでも販売されています。
総評
2019年時点で一般販売されているベルト給弾のガトリングガンといえばこのコマンドーしかありません。小さいサイズですので大人が持つととても悲しいことになってしまいますが、逆に言えば子供が持つにはちょうどいいサイズであるということ。
単三電池を使うので重量的にもそこまで重たくはありません。操作もスイッチを入れてトリガーを引くだけ。ダーツの装填も給弾ベルトに詰めるだけ。銃身が回転するというヒーロー玩具的な遊びもできますし、子供の興味を引くには十分すぎるほどの魅力を持ったソフトダーツガンです。
使用できるのはノーマルダーツのみとなります。エリート2.0ダーツ、もしくは吸盤ダーツが使えます。