年末の風物詩ともなった今年のワースト玩具ランキング。
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ナーフマーケットとしてもこの時期になると必ず書く記事、1年の総括のような存在になっています。
なお、選定を行っている消費者安全団体によれば、クリスマスには安全な玩具をプレゼントして欲しいという思いがあるとのことで、決して恣意的なものではないようです。
あくまでも安全性が低い、もしくは警告の表記不備があるといった理由による選出になっております。
「面白くない玩具」が選ばれているわけではないことにご注意ください。
では早速みていきましょう。今回もまた一部のみピックアップしています。
選出された玩具全てについては以下で閲覧できます。
公式サイトhttps://toysafety.org/toy-safety/2021-10-worst-toy-list/
ナーフ ハイパー
やっぱり選出されたハイパーシリーズ。ある意味で予想通り。
初速33m/sという高い速度で、かつ小さい弾丸を発射するという玩具ですのでどうしても危険性は高まっています。といっても6mmエアガンが規制値ギリギリだと約98m/sくらいですので、それを考えればだいぶ安全とは言えますが……
やはり弾が出る以上は気を付けたほうが良いのは明らかです。
選出理由については「目や顔の怪我の危険性」と「フルフェイス型のシールドガードが別売」であることが指摘されています。
MY FIRST HOVERBOARD(ホバーボード)
こちらもやはりというか、国内でも数年前からチラホラと見かけるようになったホバーボードが選ばれています。
選出の理由は転倒による怪我のリスクが高いこと。
小石や路面の段差に引っかかって急激にバランスが崩れた場合、危険な倒れ方となる可能性が高い玩具です。
商品の警告表記でも「練習した上で平滑な路面で使用すること」「各国の法規に従うこと」と記載されています。
日本ではこういった電動ボードは車両扱いになるため、このホバーボードで公道を走ると違反となります。保安器具がないので整備不良(場合により無免許?)になるようです。ご注意を。
人気の電動立ち乗り二輪車、取扱い注意 公道は原則ダメ
https://www.asahi.com/articles/ASJD664CGJD6PTIL02T.html
主な傾向は
それ以外の玩具では主に乳幼児が口に入れると危険なものが選出されています。
窒息しやすい小さい部品のある玩具や、口に入れたまま転倒する等で重大事故となる細長い棒がある玩具ですとか。
まとめ
今回は射撃玩具としてはナーフ・ハイパーが予想通り選ばれましたね。
日本では販売されていないものですが、対象年齢は14歳以上に設定されていますので小さいお子さんには渡されませんように。念の為。
参考までに
例年同じ内容ですが統計データを。
平成28年では94人の子供が窒息で命を落としています(溺死を除く)。
5年間の年齢別・原因別調査結果は以下の通り。
やはり年齢が若いほど窒息事故が多いという結果が出ていますね。そして原因の一つとして玩具などその他のものに起因するものが第3位に位置しています。
また上は事故死に関する調査だけでなく、独立行政法人 国民生活センターは玩具による事故の増加について警告を発しています。
安全で楽しいおもちゃを
せっかくの楽しい玩具が悲劇の元になるのは避けたいところですし、気をつけるべきところはしっかりと注意せねばなりませんよね。
もちろん親がしっかりと観察できるのであればいいんですが、実際問題としてどうしても目を放してしまう時間は生じてしまいます。自宅ならなおさらです。
そういう時にこういった安全面での情報を知っておくことで事前に危険物を除去、事故の予防をすることができるようになります。
なお、1位から10位はこちらで公開されています。海外で売られている玩具が主体ですが、同じようなものが日本国内でも販売されていたりします。
興味の有る方、お子さんがいらっしゃるかたは是非一度御覧くださいね。
公式サイトhttps://toysafety.org/toy-safety/2021-10-worst-toy-list/