今年も恒例となった2020年のワースト玩具ランキング。
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【ニュース】「2018年ワースト玩具 トップ10」にナーフがまたまた選ばれる
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【ニュース】「2016年ワースト玩具 トップ10」にナーフ・ライバルが選ばれる
ナーフマーケットとしてもこの時期になると必ず書く記事、風物詩のような存在になっています。
なお、選定を行っている消費者安全団体によればホリデーシーズンには安全な玩具を子どもたちに渡してあげて欲しいという思いがあるとのこと。
あくまでも安全性が低い、もしくは警告の表記不備があるといった理由による選出になっております。
「面白くない玩具」が選ばれているわけではないことにご注意ください。
では早速みていきましょう。一部のみピックアップしています。選出された玩具については以下で閲覧できます。
公式サイトhttps://toysafety.org/portfolio_category/2020-10-worst-toys/
シルバニアファミリー
対象年齢に対して小さいパーツが多いために誤飲の危険性が指摘されています。
シルバニアファミリーは娘も持ってますが、確かに極めて小さい小道具が多いです。そこが魅力ではありますし、もちろん年々改良されてますけれども。
でも小さいお子さんに渡す場合は、親として十分に注意すべきかもしれませんね。
屋外玩具としては定番のゴム紐でロケットを発射するオモチャですね。
どうしても顔の近くで発射することになりますし、パッケージには子供の顔に向いた玩具の写真が使われていることが指摘されています。
なおこのミサイルランチャーの飛距離は75フィート(22m)だとのこと。
重量は不明ですが結構な運動エネルギーがあるように思えます。
プラックパンサークロー
硬質素材の爪がありますので、怪我の恐れがあることを指摘されています。
人や物に当てるなという注意書きもありますが、そもそも”なりきった”子供にとっては使用上の注意なんて忘却の彼方なんですよね。なんたって俺様最強モードなんですから。
ライダー玩具で障子や襖、あと壁紙を何度引っかかれたことか……。
スターウォーズマンダロリアンダークセイバー
こちらも同様。プラスチック製の武器ですので振り回すことで怪我の可能性があります。
ライトセイバー(というか剣のオモチャ)については何を今更という気もしますけれども、特にこの刀型セイバーは固いということなんでしょうか。
まとめ
今回はナーフやソフトダーツガン分野では選出なし。
安全性が高まったというよりも、定番の危険玩具として周知されているので10選からは外したと言うような気もします。
参考までに
昨年と同じですが統計データを。
平成28年では94人の子供が窒息で命を落としています(溺死を除く)。
5年間の年齢別・原因別調査結果は以下の通り。
やはり年齢が若いほど窒息事故が多いという結果が出ていますね。そして原因の一つとして玩具などその他のものに起因するものが第3位に位置しています。
また上は事故死に関する調査だけでなく、独立行政法人 国民生活センターは玩具による事故の増加について警告を発しています。
国民生活センター:http://www.kokusen.go.jp/news/data/a_W_NEWS_026.html
安全で楽しいおもちゃを
せっかくの楽しい玩具が悲劇の元になるのは避けたいところですし、気をつけるべきところはしっかりと注意せねばなりませんよね。
もちろん親がしっかりと観察できるのであればいいんですが、実際問題としてどうしても目を放してしまう時間は生じてしまいます。自宅ならなおさらです。
そういう時にこういった安全面での情報を知っておくことで事前に危険物を除去、事故の予防をすることができるようになります。
広義のKYT(危険予知トレーニング)ですね。
なお、1位から10位はこちらで公開されています。興味の有る方、お子さんがいらっしゃるかたは是非一度御覧くださいね。
公式サイトhttps://toysafety.org/portfolio_category/2020-10-worst-toys/