2011年に日本を含めた各国で販売された史上最強と言われた市販の水鉄砲です。おおよそ150~200mlの水の塊を10~11m先に吹き飛ばす威力を持っており、その威力は見た目もあって「バズーカ砲」と形容されるほど。
見た目はバズーカ砲そのもの
スーパーソーカーといえばカラフルで玩具らしいデザインが多かったのですが、ハイドロキャノンはそれとは打って変わってNストライク系のように格好良さを目指したような雰囲気になっています。
Nストライクと共通規格のアクセサリレールが3か所。またスリングを通すことも可能です。水鉄砲ですので本体側面に水タンクのキャップがあります。後述しますが専用のシールドが付属しています。
カラーリングはスーパーソーカー色。Nストライクで言えばECS12カムと良く似てそうですが、微妙に色の濃さが違います。
ちなみに結構巨大なECS12カムよりも大きいんです。
ハンドガンのファイアストライクとの比較。いかに巨大かよく分かる構図ですね。
安全のために発射口にはメッシュが。この部品を取り去ると水がばらけにくくなるそうです。
発射準備は大変
発射のためには水タンクを満水にした後、フォアグリップをしっかりと前後させて空気圧を高めます。
およそ20回ぐらい。意外と重いので大人でも大変です。しかも1m近い巨体、満水になれば結構な重さですから尚更…子供だけで扱うには難しいかもしれませんね。
底面を地面につけて体重を乗せることで子供でも加圧は可能です。そのためか中古市場に出回ってる個体は発射口と反対側、いわゆるお尻の部分が削れているものが多いです。
近未来的?蛍光オレンジシールド
ハイドロキャノン最大の特徴の一つがこのシールドにあります。この頃のスーパーソーカーシリーズからはナーフとアクセサリの共有が可能となっておりまして、アクセサリレールやストックなどは共通の規格で出来ています。ですのでこのシールドももちろんNストライクを始めとしたナーフ各種に取り付けできます。
照準の代わりとなる模様付き。このシールドは他のナーフには付属していないオリジナルなもので、比較的にレアなアクセサリとされています。ただ作りは非常に安いので下敷きなんかで自作できそうな気もしますけれど…
右利き・左利きで切り替えられるようにするため、ハイドロキャノンのアクセサリレールは左右に傾けて取り付けられています。シールドもそれに対応して傾いていますので一般的なナーフに取り付けるとこの通りに大きく張り出してしまいます。
そうそう、レール規格は同じなのでナーフ用のものも取り付けできます。
水が噴き出す様子は圧巻
威力は大砲…というか噴水?水の塊が飛ぶというよりもバケツで引っ掛けるというような感じで前方数mが水浸しになります。通常の水鉄砲とは全く異質なものであることが理解・体感できる瞬間です。
5歳児でも持て余す重量。地面に置かないと加圧はほぼ無理でした。
威力はかなり強く、至近距離で顔にあたると転倒するんじゃないかと思うほど。”痛い”というか”重い”です。もちろんそんな威力ですので「顔や目に撃つな」との警告が本体に書かれています。
総評:数少ない水大砲としての存在感
ここまでの水量を瞬間的に吹き出す水鉄砲はハイドロキャノンと前身であるハイドロブリッツくらいだと言われています。重量と巨体、1回の発射ごとに20回近いポンプが必要という弱点がありますが、それを補って余りあるほどの存在感を示しています。
数年前に絶版となってから再販がなく、現在はプレミア値で取引されています。そういう意味では入手性は難あり。
ただし案外と数が出回っているのでお金さえ出せば、もしくは海外オークションが出来ればすぐに手に入れることができます。その点で言えば入手性は良し。
国内ではヤフオクなどでも1万円を切ることはまずありません。紛失しやすいシールドがある場合は2万円を超えることも…
対応ダーツ・アクセサリ
※ロングバレルキット、ステルスキットのバレル(銃身)延長パーツは取り付け出来ません
※ロングバレルキット、ステルスキットのバイポッド、グリップは底面に取り付け出来ません