ジンバ エックスパワーショック
サイズ・重量 | 全長–cm | 発売年 | — |
初速 | 12m/s | 装填数 | 6×発(カートリッジ式) |
入手先 | — | 対応弾 | 専用弾(またはエリートダーツを加工) |
使用できるのはノーマルダーツのみとなります。エリート2.0ダーツ、もしくは吸盤ダーツが使えます。
結構前から日本でも出回っているのがこのジンバ・トイのエックスパワー ショックになります。中国の通販サイトから購入。
ジンバといえば日本ではあまり馴染みのないメーカーですが、ミニカーやらラジコン、ディズニー人形など幅広く手がけている欧州の大手玩具メーカーであり、少ないながらもソフトダーツガンも手がけています。
ジンバ エックスパワー・ショック
見た目はマガジン式のハンドガンです。
リタリエイターの本体ユニットと同じような感じでしょうか。
ナーフと違って表面のモールドなどはなく、質感としてはかなりツルツルです。これぞプラスチックな感じですね。
言うなれば”玩具っぽい”感じ。
かつての黄色いナーフをほうふつとするカラーリングですけれども、実際はやや薄い黄色。旧ナーフよりも色合いは明るめ。
最大の特徴!排莢式!
最大の特徴は薬莢式(カート式)であること。コッキングの際に空薬莢が飛び出し、次弾が装填されるギミックを搭載しています。薬莢式と言えばバズビーのライフルシリーズがありますが、ハンドガンとして実装しているのはエックスパワーショックくらいでしょうか。
2022年の今となっては排莢式トイガンが珍しくなくなってきたわけですが、私がこのエックスパワー・ショックを入手した2017年では薬莢が飛ぶギミックなんてまずありませんでした。
その存在にいかに驚いたか……。
使うのはこの専用の薬莢と短めのダーツ。
1つのパッケージに8本入っています。専用ダーツを使いますが直径がナーフと同じ13mm。
ナーフと比べてもご覧の通り。ほぼ一緒。短く切る事で容易に量産可能です。
まさにナーフの国際規格(注:そんな規格ありません)
マガジンは詰まりやすい
ナーフのダーツとは異なり、カチャカチャと硬質なものを装填していくのはテンションが上がります。図で指示されているように薬莢の溝とマガジンの出っ張りを合わせるようにしていかねばなりません。
そうそう。マガジンは6発装填ですが詰まりやすいので5発までにしたほうが良さそうです。
うまく薬莢が上がってきませんでした。シリコンスプレーで改善するかもしれませんが。
白いレバーパーツはストッパーですので触らないように。ここが動くことでロックが解除されて薬莢が上に迫り上がる(飛び出す)仕組みになっています。
弾薬を入れたマガジンをブラスターに押し込めば装填完了。マガジンリリースは前の緑色のボタン。残弾がある状態で抜くと勢い良く”噴出”する場合がありますので要注意です。
いざ実射!スライドコッキング&排莢ギミック
コッキングは銃後部のスライドで。空薬莢は内部のスプリングで跳ね飛ばされますので勢い良く引く必要はありません。
内部に見える黒い部分がシリンダー。スライドに動作に合わせて前後します。同じく内部の緑と白のパーツが薬莢を弾くパーツ。細いので簡単に折れそうですね。カートが詰まった状態で無理に操作するのは避けたほうが良さそうです。
真横ですがポーンと薬莢が飛び出していくのが分かります。物凄くテンションが上がる瞬間ですね。
実銃は触ったことが無いので分かりませんけれども左利きの場合はどうなるんでしょう?
今回は撮影台(ベビーベッド)の上なので落下音はありませんが、固い床ですとコーン!という感じに良い音で薬莢が跳ねるはずです。
ギミック優先のソフトダーツガンのため飛距離は期待できません。10m飛べば良いほうかも?
集弾性もイマイチですのでシューティングでも使え無さそうですね。でもそんな事はどうでも良くなるくらいの楽しさを持っています。ジャムりやすいのが玉にキズですが連射も可能。
総評:排莢式ハンドガンの”おもちゃ”としては優秀
エックスパワー・ショックは古い製品であるものの、動作は快調ですし今の排莢式トイガンと比べても遜色のない動きをしてくれます。
弱点としては本体含めて予備カートリッジの入手性とか……
あとロングマガジンが欲しかったな、と。5~6発ではすぐに撃ち切ってしまいます。
ちなみにカートの紛失だけは本当に要注意です。別売しているなら良いのですが、調べたところ単独入手は厳しそう。頑丈ですので多少のことでは破損は気にしなくても大丈夫そうです。
後に3Dプリンターで量産しました
ということで出番となるのがCADと3Dプリンター。また別記事になりますが自作カートリッジでの射撃にも試験的に成功しております。いくらでも量産できますので遊ぶときは自作カートを使うのが良いかもしれませんね。
入手先
2022年時点では入手先は見つからず。
ライセンス生産品?らしいので他メーカーから出ている可能性が十分にあります。
<<対応ダーツ>>
使用できるのはノーマルダーツのみとなります。エリート2.0ダーツ、もしくは吸盤ダーツが使えます。
※短く切る必要があります
余談
2022年の時点では排莢式のトイガンはたくさん出ており、特に実銃をほぼそのままモデル化したようなリアルなものがアマゾンなどの通販サイトで数多く並んでいます。
ただこれらはあくまでリアルさを求めたもので、ナーフのように気分的にも緩さを求める私としてもちょっと違うなーという部分があったりして。
久々に引っ張り出したエックスパワー・ショック。やっぱり良いものです。