【レビュー】ハルク・アボミネーション タイタン ~スタークインダストリーズ製の対戦車兵器~

3.5
ナーフ情報

【レビュー】ハルク・アボミネーション タイタン

サイズ・重量 全長76cm  重量–kg

発売年

シリーズ

2004

Nストライク

初速 13m/s 装填数 1
 入手先    対応弾 タイタンミサイル(別売無し)

★この記事は2019年にリライトしています

ハルク・アボミネーション タイタンって?

2008年公開の映画「超人ハルク」にあわせて登場したのがこのハルク・アボミネーションブラスターです。

タイタンミサイルというノーマルダーツとは比べ物にならない大きさの弾を最大18m近くぶっ飛ばせるハイパワー兵器として有名なブラスターでした。


ハルク・アボミネーションブラスターはこのタイタンとホーネットの2つセットで販売されていました。

 

恐ろしいのはその破壊力で…ミサイル自体が結構重たいのと、やたらと威力があるので至近距離から撃つとケガをしかねません。場合によっては窓ガラスや家具を破損する事故も起きているとか…そのために撃ち合いゲームでは基本、禁止されています。

ハルクの名にふさわしい巨体

アボミネーションは映画に登場するハルクの宿敵の名前です。

劇中では暴れまわるアボミネーションを倒すべく兵士が持ち出してきた対戦車兵器という位置づけで登場しています。

一応、設定上はスタークインダストリーズ社製…そう、アイアンマンのトニー・スタークが社長を務める軍需企業の製品なんだとか。

 

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伸ばすとここまで巨大になります。約1m。塗装が少ないのでプラスチック的な質感は仕方ないですが、その威圧感には圧倒されます。

ハルクやアボミネーションはともに巨体の持ち主であり、そのイメージ通りにタイタンもかなりの大きさを誇るブラスターです。

 

カラーリング以外はほぼ同じ

側面にはTITAN AS-V1のロゴ。
見た目としては緑色の成型色というだけで他には特に変化はありません。ロゴなどの追加もなし。

 

 

見にくいですが透明プラの照準装置も。いわゆるフロントサイトだけですので狙いをつけるという意味ではほとんど使えません。ここも旧タイタンと同じ。

 

タイタン専用ミサイル

タイタン専用ミサイル。カラーリング含めてタイタンと同じものです。
スポンジ製とはいえかなり大きいものです。製品1個につき1本のみ付属しています。

オレンジの弾頭部分は空気袋のようになっておりまして、着弾時の衝撃を和らげるように出来ています。

全長は約33cm。別売されておりませんので今となっては非常に貴重です。むしろ本体よりこっちのほうがレアで高額なくらい。

遊んでいるとボロボロになってしまうんですよね。

 

重量は42gもあります。ナーフダーツ42本分。

 

アボミネーションブラスターのひとつ

2つのナーフを合体させて全弾発射できるギミックを持つナーフのパッケージです。

画像:アマゾン・インド

写真ではこんな感じになります。

 

ホーネットの取り付け部分はこちら。結構がっちりハマりまして、おかげで取れなくなった経験あり。ですのであまりユニティパワーシステムに組み上げたくなかったりします。

 

スカウトの取り付けはこちら。

と、言いたいのですがこのアボミネーションブラスターにはスカウトが付属しません。というかこのカラーリングのスカウトが存在しないんです。

機能面では生きていますので赤や青のスカウトを取り付けることで同じように操作することは可能となります。

 

ほんとうの意味でのカラーバリエーションモデルということなんでしょうね。ボタンはあれど、肝心の対応ナーフが付属しないという悲しい事態に。

 

サイズはまさにタイタン級

タイタンはギリシャ神話に出てくる巨体の神の名前でして、それにちなんで巨大なモノについてはタイタンと名付けられることが多々あります。
巨大客船のタイタニックですとか、大型弾道ミサイルのタイタンロケットですとか。ナーフの中でもその巨大さはタイタンの名に恥じないレベルです。

縮めた状態では全長76cm。

 

伸ばした状態では88~90cmにも。その印象のゴツゴツさもあって予想より大きく感じます。

 

 

装備イメージ。右端に見切れているのが主人公であるハルクです。身長2.7m。

かなり大きなミサイルランチャーではありますが、ハルクにしろアボミネーションにしろ巨躯の前では豆鉄砲なのかも…。というかこれで対峙する兵士の絶望感が。

 

操作方法など

タイタンは加圧式ナーフですので、発射前には空気の圧縮動作が必要です。

肩当ての部分を空気入れのように前後に動かします。空気が圧縮されるにしたがって重たくなりますので結構大変。

圧力計あり

タイタンには圧力計が取り付けられており、空気の圧縮度合いが一目でわかるようになっています。ただし目安ですので実際には手ごたえで判断したほうがいいかもしれません。

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空気の圧縮には自転車の空気入れのようにストックを前後に動かします。空気が圧縮されるにしたがって重たくなります。10~15回ほど繰り返すのがいいそうですが、飛びすぎるので屋内で遊ぶには圧縮回数を減らしたほうがいいかもしれません。

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空気が溜まると針が振り切れます。何度も言いますがあくまで目安です。
発射は内側のトリガーで。握りこむとポン!という良い音でミサイルが飛んでいきます。

 

カスタマイズ例

ナーフ取り付け用の凹レールが1個だけあるくらいでアクセサリの取り付けできるような拡張性はありません。

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同じような色合いかな?ということでクランプダウンを取り付けた例。簡単に引っかかっているだけですのでコッキングすると引っこ抜ける危険性あり。

 

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クランプダウンをグリップ代わりに…というのも折れそうでちょっと怖かったりします。あくまで組み合わせだけのお遊びカスタマイズです。

他のナーフでも同様に取り付けできます。

 

スペックなど

初速:13m/s

クローニー型弾速計であればタイタンも計測できます。

数値は13m/sと新しいだけあって他のタイタン(2004年製)よりも初速高め。ただし強化されたというより、経年劣化の具合だと思われます。

食らうと痛みよりも重さ、てのひらでドン!と押されたような衝撃があります。頭部にまともに当たると脳振盪を起こしそうです。

 

実射

その威力は実際に見て頂けるとわかると思います。

距離7mほど先の分厚いシーツに突き刺さるように飛んでいきました。何度か試射しましたがシーツを飛び越えるほどの勢いがあります。
発射音の重さを含めましても現行ナーフとは全く別の異質なものであることはわかっていただけますでしょうか。

 

対応ダーツ

付属のタイタンミサイルのみで別売されておりません。過去にごく少数の互換ミサイルが販売されたようですが現在は入手不可。

 

入手方法

古いナーフですが海外オークションでは結構安価に流通しています。日本では未発売。

デカいので国際送料がかかるのがネックですが、セカイモンなど代行業者を使えば比較的容易に入手は可能。

 

総評:対ヴィラン用兵器

前述のようにこのミサイルランチャーは劇中にも登場しています。後半の戦闘シーンでアボミネーションに対して発射されるシーンがあったとか。
そういえばアマゾンプライムビデオでハルクの映画が無料で見れます(要プライム会員)。時間が空いた時に見直してみます。

 

劇中登場アイテムですがあくまで通常の赤いタイタンと基本的には変わりません。入手性は微妙なところです。見かける時は見かけるというような感じ…。

ただ遊んで遊ぶのであれば年式の新しいこちらのハルク版のほうが調子がいいものが多いかもしれません。

左から「ハルク版」「ブルー」「初期レッド」の3種類。

レアなナーフではありますが、象徴的な意味合いからも結構な数が流通しています。国内でも持っている人は結構多いようです。

もし触れる機会がありましたら是非、「旧タイタン」を体験してほしいと思います。

コメント

  1. ykt988 より:

    ミサイルでかw

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