GoogleはWebオーナー向けに「サーチコンソール」というサービスを提供しています。誰でも無料で利用できるサービスでして、その中で「どんなワードで検索されているか」を教えてくれる機能があります。いわゆるユーザーのニーズを知ることが出来るんですね。
ナーフなどに特化したサイトですので、記事内容とニーズは合致していると思っていたんですが……ひとつだけ抜けているものがありました。
「ナーフ 最強」
そう、最強のナーフはどれか?というコンテンツです。よく考えたら今現在の膨大すぎるナーフのラインナップの中でそういうランキングやピックアップってあんまりやってこなかったなかったなーと。
「好きなナーフが最強」という少年誌的なまとめ方でもいいんですが、せっかくなので今回は最強ナーフ(個人的な主観)でピックアップしてみることにしました。
なお良くあるアマゾンなどのレビューをぶっこ抜いただけの買っても持ってもいないアフィまとめではなくって、実際に購入して保有しているナーフ(約600種)の中から選んでいます。
その1、「戦いは数!装弾数最強」
「戦いは数だよ兄貴」という有名なセリフがありますが、ナーフ戦において装填数の多さは火力に直結します。敵が弾切れした中で撃ち続けられるのであれば、それこそ最強なはず。
Nストライクエリート・ヘルファイア
18連マガジンを8本抱えることが出来る超弩級のブラスターがこのヘイルファイアです。
初期付属のセットだけでは6発マガジン×4本でわずか24本しかありませんが……
実はロングタイプのマガジンに変えることで18×8=144発という装弾数を達成可能。
これは2022年時点でのダーツ型ナーフでは最多です(ライバルシリーズでは200とかありますが)。
写真では4本ですので18×4=72発。
幸いにもマガジンは共通規格品ですので他のナーフのものが使えますし、単体でも安く入手可能(互換品でも)。ただ本体が地味にレアなので根気よくヤフオクやメルカリで出てくるのを探すしかありません。
ちなみにダーツではなくボールを撃ち出すライバルシリーズでは装弾数200発というシロモノもあります。こちらは未所有。
その2、アウトレンジ攻撃=無敵!飛距離最強
そもそも相手が攻撃できない位置からこちらが撃つことができれば一方的にボコボコにできるわけでして、そういう意味でも飛距離は最強への第一歩です。
その中でも特に飛距離が長いのはどれになるんでしょうか。
ウルトラ ファラオ
最大飛距離は34mのウルトラシリーズが登場したことで、ダーツごちゃまぜのナーフ戦ではその様相が大きく変わりました。
例えばこのファラオ。精度も高くて従来のナーフとは異次元に思えるシロモノです。
ただウルトラダーツって結構高くって……
ある意味ではFPSなどの課金弾と思えるほどかも。
メガ サンダーボウ
飛距離30mというメガシリーズ。ウルトラシリーズの登場でその特徴は少しかすんでしまいましたが、それでも一般的なダーツを使うナーフでは最長レベルです。
2019年時点での選出となりますがメガサンダーボウ。
パッケージには30m超(100feet)の記載がされているほどです。
※最近のナーフにはその記載がないのです
パッケージ飛距離30mという高威力なメガ弓ですけれども、弓と言っても撃つのは矢ではなくメガダーツ。当たっても安心です。
メガダーツの特徴としてノーマルダーツよりも重く、それによる直進性の高さが大きなメリットになります。比べてみるとその撃ち味の違いに驚くはず。
なお同じメガシリーズにはセンチュリオンもパッケージ飛距離30mという表記がありますけれども、バレルに干渉する関係で飛距離が落ちる傾向があるのでサンダーボウを最強としました。
余談ですが
対人には使えないという前提ですが矢を撃ち出すシリーズもあります。こちらは飛距離32m。
ウルトラシリーズ含めて専用弾を使用しますので一般的なナーフ(エリート、メガ、ライバル)との互換性はありません。
その3、マッハパンチ!!連射こそ最強
一般にはナーフはエアガンと違って連射できませんし、フルオート式だったとしても連射速度が秒間2~3発と非常に遅いもの。
でも中にはこの連射力にステータスを全振りしたようなブラスターも存在しています。一気に大量のダーツを叩き込むことで避ける暇も与えずノックダウンさせてやりましょう。
Nストライク マグストライク
装弾数は10発。0.6秒で弾倉が空になります。
ただまぁ、空気の圧縮に物凄い時間と労力がかかるわけですけれども……。
そうそう、2019年には海外で再販されましたが国内での販売は無し。そのまま生産中止となったので2024年時点での入手はかなり難しいかも。あれから再々販も無いですしね。
なお、普通に使うのであればハイパーファイア(7.5発/秒)やタービン(秒間3.5発)の方が使いやすいです。タイタンの50連マガジンを利用すると6~7秒近く撃ち続けることができます。
その4、世界のどこでも手に入る…グローバルスタンダード最強
毎年ラインナップが変わる、または国や地域で販売商品が異なるナーフはどうしても入手しづらくなってしまいます
軍備という観点では最もいい武器は入手性(コスト)と整備性が優れるものが良いとされています。更に使いやすくて性能もそこそこ一定であるならばベストです。
Nストライクエリート ディスラプター
実は先日に行ったこの調査記事で見つけた事実があります(2019年調査)。
その中でディスラプターが販売されている国が非常に多いことがわかりました。
欧米だけでなく豪州、南米ブラジル、南アフリカ、中東のアラブ首長国連邦まで。いわゆるグローバルスタンダードなナーフとしての地位を築いているのがこのディスラプターになります。
世界のどこでも手に入り、同じ感覚で使えるというのであれば、それこそエージェント(?)にとっては最強のツールと言えるのではないでしょうか。
なお、2022年ではエリート2.0 コマンダーがスタンダードに成りつつあります。
その5、ポケットの中のミニウェポン!隠し武器最強
どんなに大きくて連射力と飛距離があるナーフでも、もしくは小さくて安いものだったとしてもナーフ戦においてヒットという扱いは全く同じです。
となれば身のこなしで敵弾を避けまくり、相手の裏をかくような行動を取れる人であれば、動きを妨げない小さいナーフは最強といえるのかもしれません。
手のひらサイズのナーフのジョルトはまさに適任ではないでしょうか。構造が簡単ですので不発が少なく、信頼性も抜群です。
このジョルト、日本では2019年時点で販売されておりませんので入手ハードルがちょっと高め。その代わりに見た目(外装)を変えたマイクロショットシリーズが国内で数多く出ておりますのでそちらを買うのもありではないでしょうか。
余談ですが
過去にはシークレットストライクというものもありましたが、こちらは扱いにくいのと入手性も難ありですのであまりお勧めはできません。パッキンの劣化で空気漏れがあると修理不能です。
その6、見た目凶悪度MAX エアゾーン・パニッシャー
パニッシャーといえば「コール ミー ザ・パニッシャー!」というセリフでおなじみのダークヒーロー映画。
復讐のためにすべてを捨てた男といえば格好いいですが、特殊能力も無い、ぶっちゃけ戦闘能力もそんなに高くない主人公がいかにして敵組織を追い詰めていくかという過程が面白い映画です。ラストの爆破は映画史上に残ると勝手に思うほどの名シーン。このためだけにわざわざ決戦前に準備してたのかよ…と。トーマス・ジェーン主演の2004年版がオススメ。
と、映画のレビューになりそうなので話を戻しますと、このパニッシャーは銃身が回転します。ベルト糾弾です。ガシャガシャ駆動しながら ダーツを連射できます。その動作はもう迫力満点。かなり古いブラスターではあるのと動作不良が非常に多いのが難点ですが、これは楽しい。
ただ性能という点では驚くほど低いです。そこだけは期待してはいけません。
現在では廃盤のためネットオークション等で探すしかありません。
ナーフで、かつミニガン風が欲しいならタイタンCS50もありです。ベルト給弾ではないのが少し残念ですが。
その7、危険度MAX タイタン
2019年に出たばかりのタイタン。
実は以前にも同名のナーフがあったのはご存知でしょうか。
それがこのロケットランチャー式のタイタンです。
圧縮空気式で数十gの巨大なロケットを10~15mくらい先まで飛ばすことが出来ます。
何しろ危なっかしく、ガラスが割れたとか顔にあたって鼻血が出たというエピソードもあるほど。実際に売ってみるとわかるんですが「これは人に向けて撃ったらダメだな」と納得できるレベルのシロモノです。
改造することでノーマルダーツも発射可能になるんですが、その場合も結構な初速が出ますのでやっぱり人に向けて撃ってはいけません。
その8、人気No1 ロングストライク
魅力いっぱいのナーフの中でもおそらく最も人気が高いのがこのロングストライクです。狙撃銃らしい整ったスタイリング、ボルトアクション、マガジン式。人気が出ないわけはありませんよね。
このロングストライクを見て初めてナーフを買った人も当時は多かったんではないかなーと思います。
2009~2011年くらいまで発売された後は長らく絶版になっており、かなりのプレミア価格になっておりました。国内でも1万ほどとお高め。
幸いにも2018年後半にリニューアルモデルとして再販されました。性能も大幅にアップしておりますが残念ながら絶版に。
今、スナイパー系を買うならイーグルポイントが安くて良いかも?もしくはフォートナイト系で探しましょう。
その9、扱いやすさこそ正義! フォートナイト コンパクトSMG
どんなに強力な武器でも扱いにくければ性能を発揮できません。信頼性も大事ですしね。
電動ナーフというと連射できるという大きな利点がありますが、その一方でマガジン交換する必要があったり、あるいは電池やモーターのおかげで重かったりと子どもにとっては使いにくいものが多かったりします。あと詰まりやすかったりとか。
ですが!2022年に登場したコンパクトSMGは違います。
電動でありながらちょうどいい大きさと内蔵式マガジンの組み合わせでお子さんでも持ちやすく扱いやすいナーフに仕上がっています。使う電池も単三4本ですので軽量。
電池込みでも1.1kg。
駆動部と重心が非常に近いので詰まってもすぐに取り出せますし、ナーフ戦でもその信頼性は非常に頼れるはずです。
と、勢いだけでカテゴリーを決めて選びましたが、ぶっちゃけていうとどれもが魅力がありましてなかなかこれが最強というのは選べません。
ここに無いナーフが最強ではないのかといえば当然ながらそんなことはなく、むしろまだまだ私が知らない魅力あふれるナーフは山程存在しています。
また当然ながらトイガンに分類される玩具なんですから練習して、扱いに慣れた人ほどうまくなるのは当然のこと。そういう点では性能やスペックではなく「いかに手に馴染むか」が最強ナーフの要因のひとつなのかもしれません。
とりとめもないまとめ方ではありますが言いたいことは唯一つ。
「愛銃こそ最強だ」