【レビュー】ナーフ用?おもちゃのドットサイト ~買ってはいけない?アクセサリ~

1.5
ナーフ情報

銃の照準器は非常に多くの種類がありますが、その中でもコンパクトで扱いやすいものがドットサイトというものです。構造が比較的簡単ということもありまして、エアガン用アクセサリとしても手の届きやすい価格のものから販売されています。

特に近距離戦で素早いエイムが必要なナーフではドットサイトの威力は絶大。
また見た目アクセサリとしても付けたい人は多いのではないでしょうか。

ナーフの純正アクセサリは販売終了

404 NOT FOUND | ナフマ~NerfMarket~
ナーフやエックスショット等のソフトダーツガンのレビュー、ニュースを取り扱っています。

ナーフ用として販売されていたドットサイトはあるんですが、今現在は絶版となってしまいまして入手が困難な状態です。
フリマアプリなどではたまに見かけるのですが、それでもお値段としては定価以上に……。

機能的にはスクリーンにLEDの光点が浮かび上がるタイプになります。調整機能はありません。

 

ナーフ用?の安いドットサイトがありますが…

一方、エアガンやナーフ用として安価なドットサイトが多数販売されています。
おそらく、もっとも多く見かけるのが下記の写真のようなタイプではないでしょうか。

例のごとく中国製品でメーカーなどは不明。LED発光タイプになります。

フリマサイトや通販サイトでも「おもちゃのドットサイト」という商品名で販売されていたりします。中には「ナーフ用にどうぞ」なんて販売されており、価格も1,000円くらいと激安。
これはナーフにピッタリではないか!と思ってしまうところですが、実は色々と落とし穴があったりします。

ドットサイトではない?

じつはこれ、ドットサイトのようにスクリーンに投影されるのではなく、十字の溝が掘られたプラ板が発光するという構造になっています。
つまり目線による光点の移動は無く、もちろん調整機能もありません。

斜め上から見るとハッキリ。プラ板に十字マークがあるのが分かりますでしょうか。投影されているのではなく、プラ板のモールド(溝)です。

それはまぁ、価格としての安さや、あるいは「玩具アクセサリ」としてはそこまでの機能は不要ということで納得はできるのですが……

 

ナーフに付かない!

そもそもピカティニレール用なんでナーフには付かないんですよね。これ。
そのままではナーフには取り付けできません。

計測するとナーフのアクセサリレールが約18mm。ピカティニレールは20mmから。このドットサイトも20mmから。
ナーフレールに引っ掛かりもしません。

ゴム板などを間に挟み込んであげると、なんとか取り付けはできそうな気もしますが……
そもそも爪に引っかかりませんので引っ張るとスポンと抜けてしまいそうです。

 

変換アダプターが必要です

「こういった事例に備えて」というわけではなく、実銃やエアガン用のアクセサリをナーフに取り付けるためのピカティニレール→ナーフ変換アダプターというものがあります。
いわゆるレール幅を20mm→18mmにするためのスペーサーの役割を果たすカスタマイズ用パーツでになります。純正では存在せず、流通しているのはサードパーティ品のものか3Dプリンターによる自家製品のみ。

例えば下の写真はWORKER製のレールアダプター。サイズというか長さが色々ありまして、これは確か4cmのもの。こういったものを用意すればドットサイトが使えるようにもなります。

裏側がナーフと同じの18mmのレール幅になっています。付属の小さいネジを使うことで脱落防止にもなります。

ドットサイトに取り付けるとこんな感じ。

ガッチリを挟み込む上に2本の固定ネジがピカティにレールの溝に噛み合いますので脱落の心配はありません

ただ、アダプターがやや入手困難

2021年12月時点、アマゾンでの変換アダプタ―の取り扱いはなさそうです。
また最近は地味に価格が高騰しています。コロナ禍の影響なのかも?

中国アリババ系の通販サイト、Aliexpressでは送料含め300円台で入手可能。
もちろん日本へ発送OKです。

 

まとめ:ナーフ用として買う場合はご注意を

結局、安いドットサイトを買ったとしても、楽に取り付けするには変換アダプターの購入が必要となるなど、お得感がかなり薄れてしまうアイテムだったりします。
しかも光点を反射するタイプでもないですしね。

それならば18㎜対応のアクセサリを最初から買う方が圧倒的に良いと思えてきます。
(電動ガンボーイズ用が使えるという話を聞いたことがあります。要検証)

 

評価としては微妙

今回のおもちゃのドットサイト、良い点があるとすれば……LEDで光るプラ板が綺麗なことくらいでしょうか。相手からもそのキレイなプラ板が丸見えというオチもありますが。

総プラスチック製で実物の質感は非常にチープです。耐久性も高くは無さそう。

そうそう、照準器ですので実際にエイムに使えるのか?という点では、正直言うと使えないレベル。
目線位置によって光点が動かないため、照準の意味を成さないのが分かります。あくまで雰囲気パーツということで。
ナーフの交戦距離(5mくらい)を考えれば十分ではあるんですけれどもね。

 

500円以下ならあり?

例えば500円以下で買えるのならば面白いアクセサリだとは言えますが、1,000円超となると「もう少しお金出して他のを買ったほうが良い」と言いたくなります。
なんとも褒めるには微妙なアイテムです。

上で紹介したAliexpressだと350~400円くらい。その値段なら見た目用アクセサリトしては”アリ”かなぁ…と。

Aliexpress:https://s.click.aliexpress.com/e/_AcDqNY

 

追記:文句を言いつつも…

なんだかんだと文句言いつつ、ちゃっかり3種全部揃ってたりします。
多分、チープトイとしてはこれ好きなんだと思います。

余談ですがオレンジの台座付きモデルがライバルシリーズのドットサイトっぽくていい感じです。ただ絶版品なのか見かけなくなって悲しいところ。

ライバルシリーズのドットサイト。黒とオレンジが格好いいのですよね。

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