ナーフを筆頭にスポンジ製の弾を使うソフトダーツガンは基本的に弾(ダーツ)の規格がおおよそ統一されており、製造年・販売メーカーを問わず同じ弾が使える事が多いというメリットがあります。
以下に販売されている、もしくは過去に販売されていたダーツをまとめてみました。
エリートダーツ(標準ダーツ)
全長:72mm 直径:13mm 重量:1.0g
いわゆる標準ダーツ。ほとんどのナーフで使えます。
他社製品でもあるエックスショットでも(場合により短く切る必要ありますが)使用可能。純正は先端部が柔らかく出来ています。
現在は「エリート2.0ダーツ」と名称が変わっていますが中身は一緒ですので互換性は保たれています。
使用できるのはノーマルダーツのみとなります。エリート2.0ダーツ、もしくは吸盤ダーツが使えます。
サクションダーツ(吸盤ダーツ)
全長:72mm 直径:13mm 重量:1.0g
いわゆる吸盤弾。ガラスやホワイトボードなどツルツルした場所にくっつきます。的当て遊びをする場合にはこちらがオススメです。
こちらも標準ダーツとして使えます。マガジン式ももちろんOK。
ただし吸盤部分の耐久性が若干低いので大切に扱ってあげましょう。
純正は廃盤?のためかかなり高額に。
他社製のいわゆる互換品でも問題なく使えますので(公式には純正以外はNGですが)、価格的には互換品を買うほうが良いかも。
アキュストライクダーツ
全長:73mm 最大径:13mm 重量:1.05g
弾頭部のフィン形状で回転を与え、弾道安定性を高めることに成功したダーツです。
特に5~10mくらいの射撃では大きく変わります。
エリートダーツと同一サイズですので同じように使用、共有できます。ただし値段的にはやや割高。落ち着いて射撃を楽しみたい時に。
グローダーツ(蓄光ダーツ)
全長 73mm 最大径 13mm 重量 1.05g
白いスポンジ部分に蓄光素材を練り込んだダーツです。光を当てると少しの時間だけぼんやりと発光します。
こんな感じに。曳光弾のように楽しめます。写真ではなかなか写りませんが、肉眼だと残像効果もあって意外としっかりと光跡が見えたりします。
標準ダーツと同じサイズですので共有可能。ということはLEDライトやスマホなどを使えばどんなナーフ以外でも遊ぶことが出来ます。
メガダーツ
「メガ」と呼ばれるナーフシリーズで使うダーツです。エリートダーツより二回りほど大きいので専用品となります。互換性は無し。
標準ダーツとのサイズ差はこんな感じ。大きい弾であること、ホイッスル機能付きで「ヒューッ!」と音を立てて飛んでいきますので撃たれる方は迫力十分。
安全のため標準ダーツより柔らかく出来ています。
結構高いのと、潰れやすく破れやすいので丁寧な扱いが必要なダーツです。
ナーフ用のメガダーツが使用可能です。
XLダーツ
2022年に登場したメガダーツよりさらに巨大なサイズのダーツです。
一番右端の水色のものがXLダーツです。並べてみると一目瞭然ですね。
重量はあるものの初速が低いので撃たれても痛みはほとんどありません。先端も当然ながら非常に柔らかいので安全性は高いはず。
本体含めて国内での販売はないので、米アマゾンや楽天の取扱店で買うしかありません。
エックスショットダーツ
全長 85mm 最大径 13mm 重量 0.9g上の黄色いダーツがエックスショットダーツになります。ナーフのエリートダーツよりも少し短いのが特徴です。先端部はスポンジ。
ただし
- ナーフでエックスショット弾を使う→基本的には共用可能。
- エックスショットでナーフ弾を使う→長いため引っかかるor装填できない場合あり
という事がありますのでその点だけは留意しておいたほうがいいかもしれません。
全長が短いことが奏功してかナーフダーツよりも集弾性がいいとの評価もあります。
ライバルボール
直径:22mm 重量:2.0g
ナーフ・ライバルシリーズ専用のスポンジ弾です。弾速で言えば30m/s(普通のナーフは20m/sくらい)もの高速で撃ち出される弾丸でありますので、安全のため柔らかく弾力ある素材で作られています。表面は弾道安定性のためゴルフボールのようなディンプル加工がされています。
国内では展開していないシリーズですので入手には米アマゾン、もしくは並行輸入品を買うしかありません。
ロケットダーツ(メガミサイル)
全長 120mm 最大径 76mm 重量 8.0g
ロケットランチャー形のナーフで使用されるダーツというか弾です。スポンジ製。
ロケット、ミサイルという名前ですが推進力も誘導能力もありませんので、むしろ榴弾砲という感じでしょうか。撃った場合も曲射弾道になります。
対人戦では付近に着弾でヒット扱いとか、防御不可の一撃必殺とか色々なルールで楽しめるアイテムです。
ノーマルダーツより重量があり、また硬いスポンジ製ですので至近距離で撃たれるとそこそこの衝撃があります。顔に向けて撃たないように気をつけてくださいね。
あと国内では別売されていませんので地味に貴重です。
国内でもフォートナイトシリーズの交換ダーツとして販売が開始されました。これは朗報。
もちろん色が違うだけで形状は全く一緒。共用可能です。
↓↓↓以下は絶版、もしくは特殊なダーツです↓↓↓
ストリームダーツ(絶版)
2003~2011年頃まで販売されていた標準ダーツです。
現在のエリートダーツと同じ大きさですが、内部の空洞の大きさが違うために現在販売されているナーフでは使用できないものが多々あります。またスポンジ素材が脆いのですぐにボロボロになってしまいます。
古いナーフでもエリートダーツが問題なく使用できますので、遊ぶ目的であればこのストリームダーツを使う意味はほとんどありません。
マイクロダーツ(絶版)
全長 72mm 最大径 14.5mm 重量 1.28g
ストリームダーツと時期を同じくして販売された吸盤ダーツです。
現行の吸盤ダーツに比べて吸盤が大きいので吸着力が高く、ピタン!と気持ちよく張り付いてくれます。ただし弾道部が引っかかりますのでマガジン式ナーフでは使用できません。
ウィスラーダーツ(笛付きダーツ)(絶版)
全長 76mm 最大径 14mm 重量 1.4g
ホイッスル機能付きのダーツがこのウィスラーダーツになります。袋状の弾頭部には穴が空いており、発射の際はヒューッ!という音が出るように出来ています。
先端部が大きいのでマガジン式のナーフには使用できません。また一部のナーフでは発射の際に銃身部に引っかかってしまうことがあります。
ベルクロダーツ(絶版)
全長 72mm 最大径 15mm 重量 1.35g
ダートタグシリーズ用として登場したマジックテープ付きの弾です。フェルト製ベストを着ることでヒット判定がわかりやすくなるというものでした。
現行ダーツと違って弾頭部が大きく、マガジン式のナーフでは詰まってしまいますので使用はできません。
そうそう、普通のマジックテープですのでセーター等にもくっつきます。
旧メガダーツ(絶版)
上のオレンジのダーツが旧メガダーツです。1990年代のナーフで使用されていたもので大きさも独自品。現在のナーフとは互換性は全くありません。絶版品で入手難となっています。
特に古いナーフを購入する場合はこの「旧メガダーツ仕様」が多々ありますので要注意です。現在は海外オークションなどでのみ入手可能です。
ナーフレベルアロウ(ゾンビアロー)
全長 | 280mm | 重量 | 7.2g | |
弾頭径 | 26mm |
ナーフの一部で使用する矢のような形状のダーツです。先端部は大きめの中空構造の樹脂素材で出来ており、着弾時のクッション性を高めています。シャフト部分は硬いプラスチック製。軽量であるものの威力が強く、また1本あたりの価格が高いことから危険性を考えると対人では使いづらいものとなっています。
旧ナーフアロウ(絶版?)
全長 220mm 弾体径:30mm 最大翼幅:80mm 重量 5.5g
Nストライク・ビッグバッドボウで使用されていた大型のスポンジロケットです。内径がメガミサイルと同じなので羽を切ればトライストライクなどで使用可能です。
ボルテックスディスク
直径 40mm 厚さ:10mm 重量 2.35g
ナーフの中でも特異なのがこのボルテックスシリーズです。専用の円盤弾(ディスク)を打ち出すブラスターで使用します。円盤状ですので緩やかに回転しながら飛んでいきます。独特の飛跡は非常に面白いものの、転がりやすく跳ねやすいので紛失が多い弾です。
グローディスク
直径 40mm 厚さ:10mm 重量 2.35g
ボルテックスシリーズの中でもさらに特異な夜光タイプのディスクになります。専用の発光マガジンを使うか、光を当ててから発射するとゆっくりとした光りの軌跡を見ることが出来ます。
バリスティックボール(絶版)
直径 43mm 重量 4.7g
1990年代に販売されていたボールブラスター用のスポンジボールです。硬質スポンジ製でライバルボールのような弾力性はありません。絶版のためプレミア値となっています。
★ゴルフ用練習ボールで代用可能なことが判明しました。
タイタンミサイル
全長 | 315mm | 重量 | 42.0g | |
弾体径 | 72mm | 最大径 | 110mm |
タイタンで使用される大型のスポンジロケットです。ランチャーのパワーも相まってガラスや液晶テレビを割るほどの破壊力を秘めており、対人での使用は禁止されるほど。絶版品であり、さらに別売もされていないのでプレミア値となっています。