サイズ・重量 | 全長53cm/重量340g | 発売年 | 2017 |
初速 | 3m/s(ダーツ改造) | 装填数 | 1×発(ダーツの場合) |
入手先 | 絶版品 | 対応弾 | ウォータービーズ弾 |
近年、中国では水弾銃という給水ポリマー製のボールを撃ち出すトイガンが人気です。というのも日本では一般的な硬質プラスチック製のBB弾が中国内では法律違反になるそうで、その回避策として柔らかい弾丸を使うのだとか。
そのおかげか非常に数多くの趣向を凝らした製品がどんどん出ております。まさに進化の大爆発のような様相。
MAY 流星水弾剣
この流星水弾剣もその水弾銃ジャンルの一つとなっています。剣というか双頭スピアというような、近未来SF系の電磁ブレードというような格好いいデザインですね。
ディテールは凝っていて、差し色としてゴールドの塗装が各所に。
刃の部分は硬い
剣という事でチャンバラ遊びなんて考えてしまいますけれども、この流星水弾剣の刃は非常に硬いです。というか本体と同じプラスチック。非常に軽量なものの直接的な打撃は危いかも。
ただそのおかげで見た目としてはかなりシャープに成型されています。
「サイエンス・フィクション」という表記は笑うしかありません。スポンジ板などを貼り付けて刃を長大化し、安全性を高める改造はありかも。
変形機能あり
そうそう、変形機能もありまして…
こんな感じに刃を広げることが出来ます。イメージ的には特大ビームが出そうな感じでしょうか。
もちろん刃は閉じたままでも弾の発射は可能です。あくまでお遊びとしての可動ギミックというわけですね。
ウォータービーズ弾の発射機能アリ
水弾銃ですから弾丸の発射機構も内蔵されています。
使用するのは吸水ポリマー製のビーズ弾。水で膨らませるタイプの弾ですね。遊ぶ前に準備しておかないといけません。
あとこのウォータービーズ弾、着弾すると細かく割れるため室内での遊びには向きません。もちろんフィールドでも使う前に確認を。
持ち手の部分にはコッキングレバー。折りたたみ式ですので剣モードの時に邪魔にならないように出来ています。
鍔はグリップを兼ねております。ですのでトリガーも鍔の上側に。位置的に剣を振るいながらの射撃が非常にやりにくいのが残念ですね。
側面に水弾を装填するフタがあります。昔の銀玉鉄砲のようにザラザラと流し込むように入れていきます。最大装填数は不明。
使うのはウォータービーズ弾
ちなみに使用するのはこの一般的な水弾になります。こちらは付属の水弾ボトル。初期状態では乾燥していますので「水弾の素」と水を入れて数時間ほど膨潤させる必要があります。交換弾は非常に安価で1万発分で数百円ほど。
これが膨らんだ状態の水弾。消臭ビーズっぽいですね。撃ち出すために消臭剤よりも硬くてしっかりしています。直径は6mmくらいですのでBB弾で代用できるかもしれません。
プチ改造でナーフの弾も発射可
銃口部に適当なパイプを取り付けることでナーフのダーツも一応は撃てるようになります。
こんな感じに銃口部が出ていますのでパイプの取り付けは非常に簡単。
ただやはりあくまで水弾銃ですので、ダーツを飛ばした場合の飛距離・初速はかなり残念ではありますが…。
ダーツ発射は非常に残念過ぎるほどの威力……
気密を高めてしっかりしたパイプを取り付ければもっと初速は上がりそうですけれどもね。
スペックは非常に控えめ
元々がナーフ弾を使うソフトダーツガンではありませんので初速は参考値になります。
初速:3m/s 飛距離 2~5m
いっそ撃つより振ったほうが遠くまで飛ぶかもしれません(パイプの固定に注意)。もしくは振った状態でタイミングよく引き金を引くというガンブレード的な使い方も…。
水弾についてはかなり遠くまで飛ぶ印象を受けました。
入手方法
国内販売されていません。
現在は絶版品。
総評:ネタ的なガンブレードとして
非常に面白い剣なんですが、とっても残念なことに全長50cm少々と小ぶりなんですね。
見た目は大剣なんですがサイズは片手剣くらい。
大人が持つとアンバランスさが際立ってしまいます。いっそ前述のようにスポンジ製の刃を取り付けて大型化してしまった方がいいかもしれません。
お勧めできるものではありませんが、実験的玩具として考えると結構面白いものなのではないかなと思います。