【レビュー】フォートナイトAR トラヴィス・スコット ~パッケージと全然違う!?~

2.0
ナーフ情報

【レビュー】フォートナイトAR トラヴィス・スコットモデル

サイズ・重量 全長–cm  重量–kg 発売年 2020
初速 –m/s 装填数 10発
入手先 個数限定販売 対応弾 エリートダーツ
吸盤ダーツ
アキュストダーツ

フォートナイトAR トラヴィス・スコットって?

フォートナイトシリーズで一般的な武器であるアサルトライル(AR)ですが、そのうち実銃のSCARを模したモデルがナーフになって立体化されています。

いわゆるカラバリ(カラーバリエーション)が多いのも特徴で……
個数限定で販売されたものがラッパーであるトラヴィス・スコットモデルとなります。

当初はゲームイベントだけの販売だったそうですが、日本でも公式サイトで販売されたことがあるそうです。また結構な数量が販売されたようで当初ほどのプレミア価格ではない模様。

簡単にカラバリの説明をしますと

画像:Hasbro

左上の黄色ARは一般的なものですね。レジェンドカラーと言われるもの。アマゾン等で販売されているので持っている人は多いハズ。

■紫はエピックカラーです。香港のトイザらスですとか販売が海外だけ。
入手にはなかなか高いハードル(金銭面含め)があります。

下の3つはラップカラーでゲーム内のキャラ等に合わせたスキンになっています。
白いのがダーバーガー・モデル。塗装ではなく付属のシールを好きに貼るタイプになります。貼らない場合は真っ白ですので塗装の素材としてはいいかもしれません。日本アマゾンでも売られていますし、ノーマル版と価格的にもそんなに変わらないのでどちらを買うかはお好みで。

■下段は前回にレビューしたリプリーモデル。クリアブルーの格好いいモデルです。こちらも日本トイザらスで販売されていた時期がありました。

で、今回レビューするのが下段右端。
■限定販売されたトラヴィスカラー……アメリカのラッパーをモデルにしたラッピングだそうで、イベントで先行販売された他は個数限定でしか売られていないものになります。

格好良すぎるパッケージ

パッケージは凝ったデザインになっており、いわゆる化粧箱タイプになります。

一番外側がこの黒一色のデザインです。フォートナイトとのコラボを表すロゴに手書き風サインが配置されています。

 

そして内箱がこのデザイン。カラーリングを含めて無茶苦茶に格好良くないですか?青黄赤でスプレーアートのようなカラーリングはナーフでは他にはありません。
まさに背景の宇宙のような、混とんとした雰囲気を感じられるほど。

そして開けると衝撃が……

ドキドキしながら早速開封です。段ボールの固定箱を引き出すと、いよいよ本体がお目見えとなるわけですが。

「色!違っ!!」

同一条件下で撮影していますので、実物もほぼこんな感じの色合いです。ベースの深い青色はどこ!?鮮やかなスプレーアートは!?と言いたくなりそうな”くすみ”具合……

 

実は知ってた

実はこのトラヴィスAR、パッケージ詐欺かと言われるほどの中身の違いように海外のナーフファンやyoutubeの間ではネタにされるほどなんですね。
確かにパッケージや商品写真を信じてイベントや限定販売のものを買ってきて、ワクワクしながら開けたら微妙な色合いのもの……というのはなかなかの衝撃だと思います。

私はそれらのレビュー含めて知っておりまして

  • 「そこまでじゃないだろう…」という期待が半分
  • 「やはりそうだったのか」というネタとして半分

を理由に買ったわけなんですね。
で、届いたものを開封してやはり。実物はまさに評判通りのものでした。はい。

とはいえブラスター自体は格好いい

いきなり散々なレビューですが、ナーフ本体は細かく見ていくとやはり格好いいものなんです。

例えばくすんだ色合いに思えるベースの青色ですが。

よく見るとクリアブルーに細かいラメ入りの成型プラとなっています。黄色のスプレー塗装の関係で隠れてしまっているのが残念ですけれども、光の加減でキラキラして良いものです。

光線の角度を変えるとこんな感じに。

 

あとは上面部分もですね。こちらもラメ入りの透明プラの質感がうまく活きておりまして、ふと見れば石材のように見えることも。

 

ロゴはシルバー塗装

そうそう、ロゴはシルバー塗装です。こちらも光の加減でキラキラするのでとても目立ちますよね。

黄色がもう少し不透明感がある、鮮やかな色だったらなーとは思いますが。

 

ストックは良くない

ただこのストック部分が良くないんです。なぜか透明プラではないんですよね。

しかも妙に明るい水色のパーツが使われているのでやたらと目立ってしまうという。手前側ということで否応にも目に飛び込んでくる部分ですしね。
ここが本体と同じような色合いだったならばよかったのにと残念でなりません。

 

ちなみにリプリーモデルがこちら。同じような系統なんですがグラデーションで違和感がないんですよね。

特にストック部分から本体中央にかけての色合いはほれぼれします。

 

クリアカラーで機関部が見える

本体がクリアカラーという事で、薄くですが内部のパーツの動きも見ることが出来ます。

エアガンのようにボルト(エアシリンダー)が激しく動くタイプの構造ではないので動きはとても大人しいく、また見える範囲も狭いので連動する部品を見て楽しむといったことが厳しそう。
でもトリガーの動きに合わせてダーツを送り出す様子は見ることが出来ます。

ちなみにマガジンはクリアカラー。スモークと言いましょうか。

前に塗られた蛍光オレンジの色の部分がトラヴィスモデルならではですね。

 

本体に隠れる部分ですが……ラマのマークが可愛らしいですね。

リプリーモデルになりますが、装填するとこんな感じに。

残弾数も一目でチェックできます。
ただし残念ながら本体に装填しちゃうと隠れてしまうので期待する効果は無いかも。

 

マガジンは互換性あり

ナーフは基本的に各パーツが一定の規格に基づいて作られています。つまり容易に組み換えや流用が可能。

左がARのもの。右が一般的なナーフ用マガジン。
大きさが全然違うように見えますが互いに入れ替えて使うことが出来ます。装弾数はともに10発で同じ。

 

操作は簡単ですが

操作はリプリーARと同じ。
操作は非常に簡単で主に使うのはこの3つのトリガー(スイッチ)だけなんです。

簡単に言えば

  1. グリップ部分にある「モーター起動トリガー」を握ってモーター回転数を上げる
  2. 回転が安定したらメイントリガーをひく

これだけ。

ダーツの装填・マガジン交換も同様に簡単で、「マガジンリリース」を押しながら下にマガジン部分を引き抜くだけ。
プラスチックの摩擦の関係で引き抜きにくい場合があります。

もし固い場合はプラスチック用オイルやシリコン系の潤滑剤を少量だけ塗布しましょう。ティッシュに吹き付けたものを撫でるように付けるだけでも十分に効果があります。
直接噴霧すると量が多い、また中に入り込む等の故障の原因となりえますのでご注意を。

あとお約束ですが保証外になりますので自己判断、自己責任でお願いいたします。

 

もちろん普通のアクセサリも互換性あり

ダットサイト、スコープは使用可能。バイポッドやグリップ、バレル延長パーツはフォートナイトARには取り付け不可。

 

装弾数が欲しい場合は予備マガジンなんかもオススメです。前述のようにマガジンは互換性があるので問題なく使えます。

試射:セミオート式でも連射は可能

リプリーモデルの動画になりますが。ゲームのように引き金をひくと連続で発射されるフルオートではなく、1回引くごとに1発発射されるセミオートとなります。

もちろん連射できないわけではないので全く問題はありません。動画後半のようにパスパスパス!という感じで連続で撃つことも出来ます。

 

対応ダーツ

使用できるのはノーマルダーツのみとなります。エリート2.0ダーツ、もしくは吸盤ダーツが使えます。

ナーフのノーマルダーツが使用可能。ガラス面などに吸い付きますので吸盤ダーツも楽しいものです。

入手方法:2021年12月時点では販売終了?

リプリーモデルについては2021年の秋ごろにスポット的に販売されただけでその後の音沙汰はありません。再生産なども不明。
ですのでネットオークションやフリマアプリに出てくるのを探しましょう。

ARであれば黄色、またはダーバーガースキンが販売されています。

総評:コレクターズアイテムとして

パッケージと中身の違いである意味、ネタナーフとも言えるトラヴィスARですけれども。
実際に所有してみると「そこまで悪くないんじゃないか?」とも思える不思議なナーフだったりします。

こういうアングルで撮るとサマになりますね。ただやはりストックの明るい水色が目立つ目立つ……

結論:フリマ等で見つけたら……値段次第で?

限定販売やトラビス・スコットモデルという点で価値を見出すのであればもちろん即飛びつくのもアリかもしれませんが、そうでないのであればむしろリプリーARの方をオススメしたいなぁ……とも思ってしまいます。もしくはフォートナイトAR自体が玩具としての完成度も高くて撃って楽しいナーフでもありますので、いわゆるノーマルカラーの黄色でも。

そうそう、フォートナイトシリーズ独特のデザイン(ストックが小さく、銃口が大きく)は賛否が分かれる部分でもありますが、構えてみると不思議と気にならなかったりします。

コレクターズ向けのアイテムとなりますのでガシガシ遊ぶ点では向かない(流通価格的に)ですが、もし程よい値段で売られているのを見つけましたら確保して置いてもいいのではないかな?とは思いました。

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