サイズ・重量 | 全長34cm | 発売年 | 2022 |
初速 | 20m/s | 装填数 | 8×発 |
入手先 | トイザらス | 対応弾 | 使用できるのはノーマルダーツのみとなります。エリート2.0ダーツ、もしくは吸盤ダーツが使えます。 |
ナーフ エリート2.0シリーズの中でも少し経路が違う「ワイルドエディション」と名付けられたもの。それがこのトレイルブレイザーになります。
ちなみにワイルドエディションって言うからには野性的で粗雑で豪快なイメージが湧いてきますけれども、名付けの理由は表面が動物の縞模様っぽいから……とかなんとか。
エリート2.0 トレイルブレイザー
見た目はオーソドックスなリボルバー拳銃です。奇をてらった装飾もなく、シンプルで格好いい造形。
青!水色!オレンジ!となかなかぶっ飛んだ配色ですけれどもナーフに見慣れていると「いいじゃん」となる不思議。もっと派手でも良いのよ?
造形が優れていますし塗装しやすいプラスチックですので塗装素体としても最適。
メタリックやガンブラック等で塗装するとスチームパンクっぽくなって更に雰囲気が出るかもしれませんね。
ちなみに素の色合いはエリート2.0の前身であるNストライクエリートの青色とほぼ同じ。
ワイルドな縞模様!
ワイルドエディションというからには野生的なものがあるわけでして。
表面は動物の縞模様っぽいモールドがあります。シマウマの模様みたい。
野性的と言うか野生動物的な。
遠目では目立たない部分ですけれども、こういった表面のデザインパターンはプラスチック感が薄れるので非常に良い感じに思えます。チープさが不思議と無くなるんですよね。
光の反射具合でチラリと見える艶っぽさというか。
個人的に格好いいポイント
あと、これもワイルドエディションだからなのか不明ですが、アクセサリレールに斜めスリットが入っているんです。動物の背骨的な。もしくは荒廃した世界のマッドマックス的な。
こちらは日本語圏での”ワイルド”の意味合いに近いイメージですね。
これ、凄く格好いいと思いませんか?斜めスリット。
ちなみに他のナーフではスリットが無い一本のレールが大半だったりしますが、こういったスリット加工というか、ちょっとした違いがあるだけでも全体のイメージががらりと変わるんですよね。
操作はハンマーコッキング!
トレイルブレイザーで嬉しい部分がもう一つ。それがここ。
そう!ハンマーコッキング式なんです。つまり実銃のように撃鉄を起こしてから撃つというスタイルなんです。
扱いやすさでいれば飛び出たレバーを引っ張るほうが良いんですけれども、やはりこういったリボルバー拳銃という見た目ではハンマーを起こしてから引き金を引き絞る……という一連の動作があるほうがグッと雰囲気が出ます。
またメリットとしては片手操作が可能ということも。一般的な手動ナーフでは両手を使ってバネを圧縮する必要がありますが、このトレイルブレイザーのように親指でハンマーを引き起こすタイプでしたら片手だけ、もっと言えば両手で2丁拳銃ができるということ。
ただバネが結構硬いので連射すると親指が死にます…。
操作方法は簡単
ダーツを装填し、後部にあるハンマーを引き起こす(後ろに倒す)ことでバネを圧縮します。
片手操作でも可能ですが、意外と重いので両手で操作することを推奨します。
撃鉄を起こしたら、あとはトリガーを引くだけ。
暴発の危険があるのでハンマーを引き起こす際には引き金には触れないように!
装填は本体の隙間から
弾倉部分は手で回すことが出来ますので隙間からどんどんとダーツを入れていきましょう。
実銃のリボルバー拳銃のように弾倉部分が横にせり出す(スイングアウト)といったギミックは残念ながら無し。
そこまでギミック的に搭載してしまうと本体がゴツく、価格も上がってしまいますからね。致し方なし。
ちなみにスイングアウトさせたいならストロングアームがおすすめです。こちらは手首スナップで弾倉の収納動作が楽しめます。
カスタマイズの幅は狭い
トレイルブレイザーは延長バレルやストックなどは取り付けできる部分がないのでカスタマイズは不可。
またアクセサリレールは下側だけですので光学機器も取り付けたとしても使用できません。
上面部はレールではなく1本のリブというか骨組みのような感じ。
何か工夫すれば(3Dプリントでも)アクセサリの取り付けは出来そうです。また幅が狭いのでピカティニレール用アクセサリはそのままでは取り付けは無理でした。
ただデザインがある意味、完成されているのでゴテゴテ付けないほうが格好いいかも。個人の主観ですが。
※アクセサリレールに取り付けできるもののみ
サイズは意外とコンパクト
この手のデザインのナーフってやたらと大きいイメージがありますが、このトレイルブレイザーはナーフとしては(ここ重要)、意外とコンパクト。
例えばディスラプターとの比較。シルエットとしてはすっきりしておりまして、見た目の印象よりも逆に小さく思えるほど。
ディスラプターも決して大きいわけではないんですけれどもね。むしろ扱いやすいと定評があるほどですし。
とはいえ実測値で言えば全長34cmもあります。
マグナムハンドガンでお馴染みのデザートイーグルが27cmですからね。ナーフがいかに巨大か分かるはず。
初速は高め
気になる性能ですが、初速は高めで21m/s。
ナーフでは比較的に威力が強い部類に入ります。至近距離で素肌に当たると結構痛いくらい。
弾道も素直で暴れることもなく、ある程度ですが狙った場所に届くような……撃っていて楽しいと思えるナーフです。
入手方法
2022年12月時点でトイザらスで販売中です。
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対応ダーツ
使用できるのはノーマルダーツのみとなります。エリート2.0ダーツ、もしくは吸盤ダーツが使えます。
総評
いいところ
やはりその格好良さですよね。ワイルドな縞模様はふとした光の反射ではっきりと見えるようになりまして、ある種のチラリズム的な艶っぽさを感じることができるブラスターです。
またゴツゴツした見た目ではありますが大きな出っ張りなどもなく、恐らく適当なサイズのホルスターがあればスッと収納できるはずです。ナーフ戦でサブアームとして使うには大事な要素だったりします。
あと後述しますがコッキングが重いので片手運用するには指の力が必要ではありますが、
気合で頑張るか、もしくはバネを弱いものに変えるとか改造を行えばファストドロウやファニングショットなども出来そうな気もします。つまり遊び方、使い方の幅が広いのですね。
ナーフとしては色んな人にオススメできそうな気もするのですが1点だけ弱点が有りまして。
コッキングが重い!
これはもうノーマルではコッキングが重いこと。特にお子さんではかなり固く感じるようで、小学生の息子からも「これ使いにくいよ」と言われています。
トレイルブレイザー、どちらかと言えば手の大きい大人向けのナーフです。
ですのでもしお子さんへのプレゼントとして買われるのでしたら、年齢や体格次第ではオススメできない可能性があります。