サイズ・重量 | 全長34cm | 発売年 | 2022 |
初速 | ~20m/s | 装填数 | マガジン10発+散弾6発 |
入手先 | アマゾンなど | 対応弾 | 使用できるのはノーマルダーツのみとなります。エリート2.0ダーツ、もしくは吸盤ダーツが使えます。 |
電動セミオートのナーフの下に散弾型のブラスターをぶら下げた、まさにオールラウンダーとも言えるブラスターがこのエリート2.0 モトブリッツです。同様のコンセプトのナーフは過去にもいくつかありましたが、一体型で散弾銃を実現したのはこのモトブリッツが初となります。
自作の3Dプリントパーツを使ってこんな感じのも工作したことも有りましたが、純正としてアンダーバレルショットガンが実現できるならこれ以上嬉しいものはありませんよね。
エリート2.0 モトブリッツ
で、モトブリッツ。いつものように大柄なパッケージに思えるんですが意外とコンパクト(※ナーフの中では)。
そしてある程度、動かして試すこともできますので陳列棚に並んでいたらついつい触ってしまう魔力があります。そして気づけばカートに……
ちなみに開封しないとダーツの発射はできませんのでご安心を。
ナーフ本体の見た目はブルパップ式のアサルトライフルそのものです。
大きな白い筒状のパーツがサブブラスターとも言える散弾形ナーフ。むしろこっちが本体?
デザインとしては非常にオーソドックスというかスタンダード。奇をてらった装飾もなく、シンプルで格好いい造形です。カラーリング次第では実銃でもありそうなくらい。
ですのでメタリックやガンブラック等で塗装すると更に雰囲気が出るかもしれませんね。
ちなみに写り込んでる白い紙くずのようなものは付属するナーフのダーツです。過去にはプラスチックのブリスターパックに入っていることが多かったんですが、昨今の環境への配慮ということで紙袋というか薄い紙で包まれるようになりました。
どうせすぐ遊んで使うので、むしろゴミというか分別の手間が減ってラッキー。
ちなみにダーツはそのまま適当に片付けるとかなり高い確率で踏まれたり下敷きになってペチャンコになっちゃうので、お菓子の空き箱でもなんでもいいので硬めの箱に入れて収納するようにしておきましょう。
最大のキモ!蓄圧式の散弾ナーフ!
モトブリッツの最大の特徴はこの蓄圧式のブラスターではないでしょうか。というかこれを目当てに買う人が大半のはず。
大きく書かれた「BLITZ」のロゴと赤いボタンが大変に目を引きますよね。なんというかタダモノではない雰囲気というか。
銃口部は本当に禍々しいと言えるほどの迫力がありまして、8歳以上用のおもちゃというカテゴリに押し込めるには勿体ないくらいの迫力。6つの銃身というかレンコン穴が非常に個性的です。
操作は電動!蓄圧式!
メインブラスターは電動なので操作は非常に簡単。
2つのトリガーがあります。下がモーターの起動トリガー。つまりこのトリガーを引くというか握るとモーターが回転して発射スタンバイ状態となります。あとはメインのトリガーを引くだけ。
ちなみに発射OKのサインなどはないのですが「音が安定してから」メインのトリガーを引くようにするとダーツが詰まらず最大射程で撃てます。
回転する円盤に挟み込んでダーツを飛ばす関係で、回転数が上がりきっていないと上手く飛ばないんですよね。興奮してトリガーハッピーな状態になるとそれを忘れてダーツ詰まらせっちゃうということは結構あるのでご注意を。
装填はマガジン式
ちなみにダーツはこのバナナマガジンを使います。あくまでデザインだけですがこういった変わった形状のマガジンクリップがあるのもいいですよね。
ちなみにナーフ共通規格ですのでこのバナナマガジンは他のナーフでも使うことが出来ます。
カスタマイズの幅は狭い
カスタマイズ性の高さが売りでもあるエリート2.0シリーズから出たとはいえ、その独特なデザインとギミックから拡張性はほぼナシ。
例えばストックや延長バレルといったパーツは取り付けできません。
その代わりレールは3箇所
その代わりと言ってはなんですが、左右と上面それぞれにアクセサリを取り付けるレールが設置されています。取り付けるものが少ないものの、例えばダットサイトやシールドを取り付けることができるかも。
サイズは意外とコンパクト
ゴツゴツして巨大に思えるモトブリッツ。でも実際には案外と小さいというかコンパクトに凝縮されているナーフだと言えます。
例えばコマンダーと並べてみるとこの通り。
コマンダー自体がそこそこ大きいというのもあるとはいえ、モトブリッツも「持て余しそうなくらい」に大きく、かさばるという印象はありません。
実測値ではなんと60cmに収まっています。
この手のナーフってどうしても大柄になりがちなんですが、だとすると子供では扱いづらくなっちゃうんですよね。そう考えるとこの60cmというのはまさにちょうどいいサイズと言えるのではないえしょうか。
重量も電池込みで1.2kg。ペラペラで軽い感じもなく、かといってズッシリと重いわけでもなく。
家庭内でもナーフ戦ごっこをすると考えれば軽いに越したことは有りません。
いざ実射!弾道も素直
電動のメインブラスターは連射力がなかなか
性能に関しては、「ナーフは個体差が大きい」というのを考えてもなかなか優秀。
電動のメインブラスターの方はダーツの詰まりもなくパスパスとストレス無く撃てます。
ダイソーの普通のアルカリ電池を使っています。しかも使い回ししているような電池。
セミオートとはいえこの連射。かなり素性が良いように思えます。
しかも弾道も素直で暴れることもなく、ある程度ですが狙った場所に届くような……さすがナーフのメインシリーズである「エリート2.0」だと言えるような性能を持っています。
蓄圧式のサブブラスターは楽しすぎる
で、お待ちかねのアンダーバレルショットガンであるサブブラスター。
頑張って空気の圧縮を行う必要がありますが、というか連射は不可ですが……
動画のように、しっかりと6本同時発射してくれまして。
バラけるというか一塊で飛んでいく様子は他のナーフでは味わえない、非常に楽しいものです。ウッヒョー!的な。
撃たれた側としても今までのナーフにはない新鮮さというか、面で押されたような重みを感じるほど。痛くはないですけれどもね。
なお空気を圧縮しすぎると破損の可能性があるのでほどほどに。コッキングが重くて動かなくなったら上限だと考えれば良いかも。
入手方法
トイザらスなどの玩具店、またアマゾンなど多数の店頭・通販サイトで販売されています。
対応ダーツ
使用できるのはノーマルダーツのみとなります。エリート2.0ダーツ、もしくは吸盤ダーツが使えます。
総評:楽しさがいっぱい詰まったナーフらしいナーフ
やはりそのサブブラスターの楽しさですよね。
打つのに空気を圧縮する「儀式」が必要とか、思ったよりもサブブラスター側の飛距離が短いとか弱点もありますけれども、それを凌駕すると言っていいほどの個性があるのがこのモトブリッツです。
裏面右側にある「ダーツ6本同時発射!」は誇張でもなく、まさにこのようにダーツが飛んでいきます。6本がパスッ!と飛び出るんです。
ナーフ戦では頑張れば飛んできたダーツを避ける事ができますが、それは「線」だからこそ。
このように「面」や「塊」で飛んできますと回避は無理ゲーです。
また電動で連射もできることを考えるとその火力は非常に高いと言えるでしょうか。
お子さんにも進められる「長物」ナーフ
見た目としてもスタイリッシュで大きな出っ張りなどもなく、そのサイズも含めて扱いやすさは抜群。
近年のナーフって巨大化傾向が強く、もちろんそれは所有欲を満たされるのですが家で遊ぶと考えればやや持て余してしまうことが多いものでした。
モトブリッツはまさにちょうどいいサイズのライフルというのもありまして、特にお子さんでも楽に遊ぶことができる(そして子供だましではない)のが非常に良いポイントだと思います。