【レビュー】エリート2.0 イーグルポイント
サイズ・重量 | 全長46cm | 発売年
シリーズ |
2022
エリート2.0 |
初速 | 18m/s | 装弾数 | ×8本 |
入手先 | 対応弾 | エリートダーツ 吸盤ダーツ |
2021年。従来のナーフシリーズを刷新するために登場したエリート2.0シリーズ。
ダーツやアクセサリなどは従来の規格を引き継ぎつつ、製造コスト削減と陳腐化したメインシリーズの刷新を行ったシリーズとなります。
エリート2.0には従来のナーフをモチーフにリニューアルしたものと、新規に登場したものの2種類ありまして、このイーグルポイントは後者の方。
従来にはなかった新しいモデルとして登場しました。
実はコストコ版も
イーグルポイントはアマゾンなどで販売されている他、コストコでもセット品として販売されています。私はこちらのナーフセットを購入。価格は4900円でしたが、購入した翌日に1400円引きのセールになるというね……ナンテコッタイ。
イーグルポイントの他にテトラドとトリオが入っています。確かテトラドは日本ではこのパックに入っているのを買うしかないはず。
コストコ会員でないと買えませんので、このナーフを買うためだけに入会するのはちょっと勿体ないかもしれません。それならアマゾン等で買う方がよほどお得。
今回はイーグルポイント単体でレビューしていきたいと思います。
メタリックブルーとオレンジのコントラスト
外観はまさにスナイパーライフルといった感じ。
ただし曲面的なデザインでして、どちらかといえば近未来的な雰囲気を感じるかも。レーザーライフルっぽい。
反対側面。塗装はありませんが「ELITE2.0」の透かし彫りがあるのでのっぺりした感じはありません。コスト削減と見た目の格好良さを両立するいいアイデアですよね。
色合いとしては2.0シリーズのブランドカラーであるセルリアンブルーっぽい青色と、従来のビビッドオレンジを組み合わせたもの。どちらも塗装ではなくプラ成型色。
ロゴマークはあやや薄めのオレンジ。これもまた格好いいものです。
サイズはコンパクト
ナーフのスナイパーライフルというと大柄なイメージがありますけれども、このイーグルポイントはサイズとしては控えめな感じ。
なんと全長70cm。もちろんアタッチメント込み。
ナーフの定番スナイパーライフルであるロングストライク(約90cm)と。ここまでサイズが違います。
小さいというとがっくりされる方が多いかもしれませんが、じつはそれだけメリットも多いんです。
例えば一番はお子さんでも難なく扱うことが出来るサイズであるということ。
実は1m近いナーフって子どもにとってはかなり巨大で、持って歩き回るときにゴツゴツと壁に当たっちゃうんですよね。また家具に引っかかることも多くって。そう考えると子供の体格でいう70cmってちょうどいいサイズなのかもしれません。
また大人にとっても「気軽にちょっと遊ぶ」という場合にはフルサイズに近いライフルって結構大きすぎるんですよね。その大きさからどうしても収納には気を使いますし。
70cmといえば机の横に立てかけておいてもそこまで邪魔にはならないサイズです。つまりすぐに手に取って遊ぶことが出来切るということ。
気軽さがナーフ最大の特徴と考えれば、むしろそのコンパクトさは長所と言えるかも。
カスタマイズはレールとバレル
カスタマイズの幅は広くてレールと延長バレルが使用可能です。
付属のスコープやバレルアタッチメントだけではなく、他のナーフのアクセサリも取り付け可能。
レールがあるのでドットサイトなど実践的なものを取り付けたりすることが出来ます。
付属スコープは照準付き
付属のスコープは取り外しが可能。
内部はプラ板に照準がモールドされておりますので狙いを付けることが出来ます。
レンズではないのでお子さんでも安心して使えますね。
ただプラ板の透明度はそこまで高くは無いので期待はしないように。
望遠機能が無い分、視野は結構狭くなります。
延長ストックも
延長ストックも取り外し可能。
さらに標準規格ですので他のシリーズのナーフとも入れ替えることが出来ます。
結構、大き目の延長バレルですので他のナーフを迫力ある姿に仕立てたい場合はこのパーツは使えるかも。
また純粋にオレンジ一色ですので他シリーズ(他の色)でも違和感が少なく使えるというメリットもあります。
例えばこんな感じ
ちなみに前述のロングストライクとパーツを入れ替えることこんな感じになります。色合いを除けば結構格好良くまとまります。
※レール取付できるもの、延長バレルを使用可。
白兵戦仕様にも
スナイパーライフルに銃剣っていうアンバランス(旧ソ連製の狙撃銃では一般的らしいですが)がなかなか良い感じ。
エリート2.0イーグルポイントは銃身部の下に良い感じのアクセサリレールがあるので綺麗に収まります。
取り付けたのは絶版品ですがクロースコンバットキット。
グレネードが真横に取り付けられないので上面に……
狙う際に邪魔になることこの上なし。でもいいんです。ナーフってロマンなんですから。
実射。
弾速計をつかったところ。初速は18~19m/sくらい。
初速が高いとダーツが暴れる傾向がありますので、むしろこれくらいの方がスーッと飛んで行って当たりやすいと言えます。
途中、ダーツの押し込みが足りずに引っ掛かってしまいましたが、それ以外は快調そのもの。
ちなみにTwitterで情報頂きましたがボルトを引いたときに正常にバネがロックされない不良個体があるそうで。逆さまにして撃ってみて頻発するようならその不良の可能性があるかもしれません。
分解修理できるという安心感
とはいえこのイーグルポイント。従来のエリート2.0と違って分解しやすいようなんです。
確かにネジがいっぱい。
しかも嬉しいことにボルトハンドルが取り外し式。
これは旧来のナーフファンにとっては非常に。非っ常に嬉しい部分なのではないでしょうか。
以前のこのタイプのナーフってボルトを押し込んだら最後、破損覚悟で引っこ抜くしか出来なかったわけですからね。
以前にウォーデンの分解修理をした時は、その接着の頑丈さに四苦八苦しました。
実際に分解して修理するかは別にして、ユーザーに選択肢が残っているというののはやはり印象としても安心できます。
総評:ナーフ戦向け!扱いやすいスナイパーライフル
スナイパーライフルっていうのはやはり狙った場所に弾が当たるというのがその特徴であり生命線です。
イーグルポイントもまさに狙撃銃よろしく、狙った場所へダーツを飛ばすことが出きるブラスターだと言えます。ナーフの飛距離の関係であくまでも5~8mくらいの範囲に限定されますが。
とはいえシューティングゲームや射的では安定した弾道とボルトアクションというのも含めて、軌道修正と狙いがつけやすいという大きな利点があります。
ちなみにナーフは銃身が短いほど精度が安定するといわれています。弾丸が軽すぎるので銃身内壁に接触したり、空気の渦が抵抗になるようです。
ですので精度を高めるのであれば上の写真のように延長バレルを外した状態で運用する方が良いわけですが……うーん、見た目が。
実戦向けのダーツホルダ
そうそう、ナーフ戦向けとかいた野にはもう一つ理由が。
それがこのダールホルダーなんです。
ナーフ戦では拾ったダーツを再利用してまた撃つという動作が非常に重要というかゲームの要となっています。たくさん拾ったダーツはこうやってホルダーにストックしておくことで素早く装填できるようになります。
(あ、腰ポーチ付ければいいとは言わないで)
価格面でも、いわゆる「長物」としてはかなり低価格の実売2,700円くらい。
スナイパーライフルが好き、所有しているナーフの種類を増やしたい、スコープが欲しい……というのであれば、このイーグルポイントは良い選択肢になると思います。