今回も小ネタです。
グレートリガーとオレンジトリガー
皆さんはオレンジトリガー、グレートリガーっていう言葉はご存知でしょうか。
実はナーフは販売される国の安全基準に合わせて、通常版と弱体化版の2種類のナーフを販売しています。そしてその区別となるのがトリガーの色というわけなんですね。
性能もかなり違っておりまして、
グレー版が13~15m/s、飛距離15~21m。
オレンジ版が20~22m/s、飛距離23~30m
…と、1.5倍ほどの差がありました。
もちろんグレー版は弱いからこそ安全である以上に操作が軽く、子供でも扱いやすいという大きなメリットがあったわけなんですが。
日本では2018年まではグレー、それ以降はオレンジ
日本では以前はグレートリガー版が販売されていました。
威力が弱いというだけならいいんですが、バネの弱さに起因した「動作不良」もよく起きていまして、海外版は好評なのに国内版はハズレ評価になってしまうという悲しい減少も起きていたほど。
アルファホークとかスレッジファイアなんかは顕著でしたよね。
そんなこんなで2018年。ハズブロが代理店を通さず卸売するようになったことからこのグレートリガー版の流通は無くなったわけで一安心ちなったんですけれども、
世界に目を向けてみればまだまだこのグレートリガー版が売られている国や地域は多く存在しています。
と、ここまでが前置きとしまして以下が本題のニュースになります。
オーストラリアで射撃玩具の安全基準が緩和
オーストラリアの玩具安全基準が見直しされることになり、2021年より射撃玩具の基準が緩和されるとのことがわかりました。
情報はこちら。
非常にザックリと要約しますと、
14歳以下を対象にした射撃玩具において
・オーストラリア、ニュージーランドの安全基準(グレートリガー)に準拠する必要がある
↓
14歳以下を対象にした射撃玩具において
・オーストラリア、ニュージーランド(グレートリガー)
・欧州、米国、もしくは国際基準(オレンジトリガー)
のいずれかの安全基準を満たす必要がある
ということになります。
ナーフに限って言えば大幅に、というか制限が事実上撤廃されたようなものになりますので、オーストラリアで販売されるラインナップが大きく変わることとなりますね。
日本への影響は?
オーストラリアの話で日本への影響はなさそうに思えるのですが、実は結構あるんです。
2019年の日本人渡豪者数は、前年比6.3%増の498,600人。新規路線の拡大により6年連続でプラスに推移
2019年の日本人渡豪者数は、前年比6.3%増の498,600人。新規路線の拡大により6年連続でプラスに推移オーストラリア政府観光局のプレスリリース(2020年2月19日 15時00分)2019年の日本人渡豪者数は、前年比6.3%増の498,600人。新規路線の拡大により6年連続でプラスに推移
あくまで新型ウィルスの影響がない昨年の話になりますが、実に50万人もの人が日本からオーストラリアへ渡っていたわけなんですね。
まさに定番の海外旅行先、気軽に行ける観光旅行先と言えるわけなんですけれども。
そしてそんな定番旅行先のオーストラリアでナーフのラインナップが増えるということは、お土産として買えるナーフが増えるということ!
50万人の中には自分だけでなく、家族や親戚、知人友人が含まれているかもしれません。
もちろん2020年6月時点では新型ウィルスの影響でなかなか旅行に行きにくい事情がありますけれども、ちょうどこの基準見直しがされる来年度にはきっとコロナ災禍が落ち着いているはず……ということで楽しみにしておくのもいいかもしれませんね。